小麦と雑草のたとえ話
サタンの敵意の中でイエスキリストは王国を宣べ伝えました。その始まりから、クリスチャン会衆はサタンの欺きと敵意を被って今日に至っています。
サタンは王国の子たちを大いなるバビロンの中に取り込みました。
ですから、キリストの到来まで誰も真のクリスチャンが誰であるか分かりません。
イエスは小麦と雑草のたとえ話でその点を明らかに示しておられます。
マタイ 13:24-30, 37-40
24 [イエス]は彼らに別の例えを示してこう言われた。「天の王国は,自分の畑にりっぱな種をまいた人のようになりました。25 人々が眠っている間に,その人の敵がやって来て,小麦の間に雑草をまき足して去りました。26 葉が生え出て実を生み出すと,その際に雑草も現われました。27 それで,その家あるじの奴隷たちがやって来て言いました,『ご主人様,畑にはりっぱな種をおまきになったのではありませんでしたか。それなのに,どうして そこに雑草が生えてくるのでしょうか』。28 彼は言いました,『敵である人がそれをしたのだ』。彼らは言いました,『では,わたしどもが行ってそれを集めることをお望みですか』。29 彼は言いました,『いや。雑草を集めるさい,小麦も一緒に根こぎにすることがあってはいけない。30 収穫まで両方とも一緒に成長させておきなさい。収穫の季節になったら,わたしは刈り取る者たちに,まず雑草を集め,焼いてしまうためにそれを縛って束にし,それから,小麦をわたしの倉に集めることに掛かりなさい,と言おう』」。
37 [イエス]は応じて言われた,「りっぱな種をまく者は人の子です。38 畑は世界です。りっぱな種,それは王国の子たちです。それに対し,雑草は邪悪な者の子たちであり,39 それをまいた敵は悪魔です。収穫は事物の体制の終結であり,刈り取る者はみ使いたちです。40 それゆえ,雑草が集められて火で焼かれるのと同じように,事物の体制の終結のときにもそのようになります。
小麦で表されている真のクリスチャンは、雑草で表されている偽クリスチャンの中にいます。
その状態は事物の体制の終結の時まで続きます。つまりイエスの帰還まで誰が本物のクリスチャンか誰も裁けない、あるいは分からないということです。
誰が真の クリスチャンかを裁く方は、ものみの塔協会のような宗教組織ではありません、それは王国の栄光のうちに到来するイエスご自身です。
ですから、キリストの帰還のときは全ての自称クリスチャンの裁きの時となります。
コリント第一 4:5
5 それゆえ,定めの時以前に,つまり主が来られるまでは,何事も裁いてはなりません。[主]は,闇の隠れた事柄を明るみに出し,また心の計り事を明らかにされます。その時,人は各自神からの称賛を受けるのです。
マタイ 16:27
27 人の子は,自分の使いたちを伴って父の栄光のうちに到来することに定まっており,その時,各々にその振る舞いに応じて返報するのです。
マタイ 7:21-23
21 「わたしに向かって,『主よ,主よ』と言う者が みな天の王国に入るのではなく,天におられるわたしの父のご意志を行なう者が[入る]のです。22 その日には,多くの者がわたしに向かって,『主よ,主よ,わたしたちはあなたの名において預言し,あなたの名において悪霊たちを追い出し,あなたの名にお いて強力な業を数多く成し遂げなかったでしょうか』と言うでしょう。23 しかしその時,わたしは彼らにはっきり言います。わたしは決してあなた方を知らない,不法を働く者たちよ,わたしから離れ去れ,と。
イエスの時代から今日に至るまで、本物は偽物の中に覆われています。
キリスト教のダイナミックな宣教により西暦1世紀において信者の数は既に20万人を超えていました。その中でサタンの働きも顕在化して分裂、分派が始めから存在していました。
ですからキリスト教は大いなるバビロンと伴に始まったと見ることができます。
つまり、神の民は始めから大いなるバビロンの囚われの下に置かれて今日に至っているということです。
ですから、キリストの帰還に先立って啓示 8:4 にある呼びかけが出されることになります。
啓示 8:4
4 また,わたしは天から出る別の声がこう言うのを聞いた。「わたしの民よ,彼女の罪にあずかることを望まず,彼女の災厄を共に受けることを望まないなら,彼女から出なさい。
神の民の中でのサタンの働き
真のクリスチャンが偽りの宗教の組織の中に存在するのは、珍しいことではありません。イスラエルの歴史もそうでした。
神は真の崇拝をイスラエル国民に開始させましたが、イスラエル国民はその始まりからサタンの影響下に置かれました。それで西暦1世紀にイエスが地上に来た時、イスラエル人はサタンに操られた宗教指導者たちの強力な組織宗教の下にいました。
そのように宗教的な奴隷状態の一般の人々をイエスはそのユダヤ教の組織宗教から解放しました。
私たちがサタンの世にいる限り、サタンの働きを免れえません。
それで、全ての謙遜で誠実な人々は大いなるバビロンの囚われの下にいます。
西暦1世紀のサタンの働きとクリスチャン会衆設立当初からの背教の芽生えは、以下の聖句により裏付けられます。
むさぼり食うおおかみ(マタイ 7:15-19)
小麦と雑草(マタイ 13:24-30, 37-43)
圧政的なおおかみ(使徒 20:28-30)
肉を誇る者(ガラテア 6:12-16)
復活などないと言う者(コリント第一 15:12-14)
復活は既に起きたと言う者(テモテ第二 2:18-19)
エホバの日が来ていると言う者(テサロニケ第二 2:1-2)
背教(テサロニケ第二 2:3-12)
哲学の犠牲者(コロサイ 2:8)
優秀な使徒たち(コリント第二 11:5)
分派(コリント第一 11:19、啓示 2:14-15)
反キリスト(ヨハネ第一 4:2-3)
第一の地位を占めたがる者(ヨハネ第三 9)
以上の理由で、クリスチャン会衆はその始まりにおいてサタンの強力な欺きの働きを受けてきたことが分かります。そして使徒たちの死後、国家的なローマカトリック教会が権力を取り、その後その例に倣った国家融合宗教組織が幾つも存在するようになり今日に至っています。
現在、ほとんどの宗教組織(多分全て)は、宗教法人恩典のため国に法人登記をしており、その存在を国家の承認に依存しています。
それは明らかにサタンの体制により認められたシステムであり、真のクリスチャンの条件を満たしていません。
例えば税金についてイエスや使徒たちは何を教えているでしょうか。
以下の聖句は納税義務免除を求めて国家に登記し国の恩典を受け宗教活動をすることを勧めるものですか。
マタイ 17:27
27 しかし,彼らをつまずかせないために,あなたは海に行き,釣り針を投じて,最初に上がる魚を取りなさい。その口を開けば,あなたはスタテル硬貨一つを見つけるでしょう。それを取って,わたしとあなたのために彼らに与えなさい」。
マタイ 22:21(マルコ 12:17、ルカ 20:25)
21 彼らは,「カエサルのです」と言った。そこで[イエス]は言われた,「それでは,カエサルのものはカエサルに,しかし神のものは神に返しなさい」。
ローマ 13:7
7 すべての者に,その当然受けるべきものを返しなさい。税を[要求する]者には税を,貢ぎを[要求する]者には貢ぎを,恐れを[要求する]者にはしかるべき恐れを,誉れを[要求する]者にはしかるべき誉れを。
コリント第一 7:31
31 世を利用している者はそれを十分に用いていない者のようになりなさい。この世のありさまは変わりつつあるからです。
これらの要求は個人によってふさわしく扱われるものであり、組織を対象に語られていません。
その事実は何を教えていますか。
それは、クリスチャン会衆は、キリストを信じる信者が構成する兄弟関係であり、宗教組織ではないということです。
宗教組織はキリストによって用いられいるのではなく、サタンが備えた偽物です。
それで多くのクリスチャンたちは大いなるバビロン(サタンの世が認める宗教組織)の中にいます。
ですから、どの宗派のクリスチャンもサタンの世の政府の恩恵の下で宗教活動を営む宗教組織が聖書的に肯定されるかどうか考えるべきです。
そして、なぜ啓示 18:4 が「わたしの民よ彼女(大いなるバビロン)から出なさい」と呼びかけているのか考えるべきです。
宗教組織に属している幾億人ものクリスチャンたちの誰が小麦で、誰が雑草かだれも裁けません。
それを行うのは王国の栄光のうちに戻られるキリストです。
そして、全てのクリスチャンはイエスの教えに従う義務があります。
バプテスマを受けたクリスチャンは自らの意思でキリストを受け入れて信者になったのですから当然自分の主の命令に従うべきです。
そして個々の自称クリスチャンたちは自分がクリスチャンとして行ったことに応じてキリストにより小麦か雑草か裁かれるでしょう。
キリスト教は、国家が承認する見える組織宗教でなはありません。
キリスト教は、キリストの帰還を待つ王国の子たちの会衆の兄弟関係であり、キリストの会衆には時空を超えた信仰の一致が存在し、いつの時代も、またどこにいても王国の子たちは天の支配の下に置かれており、見える人間性の機関と性質が異なります。この点はイエスのたとえ話と、キリスト教の発展の歴史から明らかです。
マタイ13:3-4
3 それから,多くのことを例えで話してこう言われた。「ご覧なさい,種まき人が[種を]まきに出かけました。4 彼がまいていると,幾つか[の種]は道路のわきに落ち,鳥が来てそれを食べてしまいました。
この鳥はどこから来たのでしょうか。
それは、キリスト教の中に潜む鳥で王国の種が人々の心に根付かないように異なった教理を教える者たちです。
西暦1世紀に一人の人イエスキリストにより始まったキリスト教は、やがて多くの偽教師の住みかとなりました。
マタイ 13:31-32
31 [イエス]は彼らに別の例えを示してこう言われた。「天の王国はからしの種粒のようです。人がそれを取って自分の畑に植えました。32 実際それはあらゆる種の中で一番小さなものですが,成長したときには野菜のうちで一番大きくて木のようになり,天の鳥たちが来て,その枝の間に宿り場を見つけます」。
ペテロ第二 2:1
1 しかしながら,民の間には偽預言者も現われました。あなた方の間に偽教師が現われるのもそれと同じです。
それらの偽教師たちは、キリスト教を組織宗教に変質させ信者を神とキリストではなく自らが構築した権威システムと組織崇拝に導きました。彼らの都合のいい教えはパン種のようにキリスト教全体を腐敗させました。
マタイ 13:33
33 [イエス]は彼らに別の例えを話された,「天の王国はパン種のようです。女がそれを取って大升三ばいの麦粉の中に隠したところ,やがて塊全体が発酵しました」。
これが、イエスが開始したキリスト教のサタンの世における発展の歴史です。
ですから、キリスト教を唱える国家に登録された組織宗教は全て偽教師の鳥たちが住む場所となっています。
ものみの塔聖書冊子協会も例外ではありません。
キリスト教のすべての教会組織の教えは、そこに住む偽教師たちの身勝手な教えにより発酵しています。
それで、組織の教理ではなく聖書の真理にのみ導きを求める人は幸いです。
そのようにする人たちは、やがてイエスの弟子たちが実践していたキリスト教を回復するでしょう。
そのようにして、聖書の真理により、西暦1世紀から今日までつづく王国の子たちによるキリストの会衆の一員となるでしょう。そのような人は、真のキリスト教を実践し他の人が真理を知る助けになるでしょう。
ものみの塔の偽教師たちは巧妙に聖書から人々を遠ざけます。
まず「人が聖書だけを読んでも真理は理解できないので導き手が必要である」と始めます。
次に、「聖書の正確な理解は、ものみの塔誌からのみ得られるのであって、自分で聖書を理解しようとすると暗闇の中で迷うことになり間違ったことを信じることになる」と述べます。
つまり、偽教師たちはものみの塔の教えに添った聖書の理解を促し、人々を聖書そのものが述べていることよりも、ものみの塔の教えに頼るように導きます。
全てがものみの塔経由となるため、聖書へのアプローチがダイレクトではなくなり聖書そのものが語る真理から人々は引き離されます。
神は聖書の理解を宗教指導者経由で与えているのでしょうか。
西暦1世紀の終わりまでにヨハネの書によって聖書の全巻は整えられました。初期クリスチャンたちはクリスチャンギリシャ語聖書を書き写し個人的に所有していたと見られています。
ユダヤ教時代では、神のことばは巻物に書かれてユダヤ教の会堂で宗教指導者たちが保管管理および活用していました。しかしキリスト教時代の始まりとともに事態は変化し、個々のクリスチャンたちはクリスチャンギリシャ語聖書の無数の写本を作り、ユダヤ教時代の巻物のスタイルから今日の冊子のスタイルを開発し活用するようになります。
初期クリスチャンたちは、個人的に聖書を自分たちの導きとしていました。
なぜなら、神のことばは信じる者たちに直接働くからです。
以下の聖句は神のことばの持つ本来の力について何を教えていますか。
ヘブライ 4:12
12 神の言葉は生きていて,力を及ぼし,どんなもろ刃の剣よりも鋭く,魂と霊,また関節と[その]骨髄を分けるまでに刺し通し,心の考えと意向とを見分けることができるのです。
テモテ第二 3:15-16
15 . . . その[聖なる書物]はあなたを賢くし,キリスト・イエスに関する信仰によって救いに至らせることができます。16 聖書全体は神の霊感を受けたもので,教え,戒め,物事を正し,義にそって訓育するのに有益です。17 それは,神の人が十分な能力を備え,あらゆる良い業に対して全く整えられた者となるためです。
テサロニケ第一 2:13
13 まさにこのゆえにも,わたしたちは絶えず神に感謝しています。わたしたちから聞いて神の言葉を受けた時,あなた方はそれを,人間の言葉としてではなく,事実どおり神の言葉として受け入れたからです。それはまたあなた方信じる者の中で働いています。
ヨハネ第一 5:20
20 しかしわたしたちは,神のみ子が来て,真実な方について知ることができるよう,わたしたちに知的な能力を与えてくださったことを知っています。そしてわたしたちは,み子イエス・キリストによって,真実な方と結ばれています。
ヨハネ第一 2:27
27 そして,あなた方についていえば,彼から受けた油そそぎがあなた方のうちにとどまっており,だれかに教えてもらう必要はありません。むしろ,彼からの油そそぎがすべてのことについてあなた方を教えており,またそれが真実であって偽りでないように,そしてそれがあなた方に教えたとおりに,引き続き彼と結ばれていなさい。
ヨハネ 16:13
13 しかし,その者,すなわち真理の霊が到来するとき,あなた方を真理の全体へと案内するでしょう。彼は自分の衝動で話すのではなく,すべて自分が聞く事柄を話し,来たらんとする事柄をあなた方に告げ知らせるからです。
上記の聖句が示しているように、神のことばは直接信じる者に働きます。
神ご自身がキリストを通して真理の霊を送ると約束しています。
神の霊の働きを信じないなら、その人の信仰はどこにあるのでしょうか。
見える宗教指導者や宗教組織は神の霊の代わりはできません。
人間の指導者に頼ることは聖書の理解を約束している神への信仰でしょうか。
真のクリスチャン(王国の子たち)にとってキリスト以外の宗教指導者は必要ありません。
王国の子たちは、神のことばの正確な理解を保証されていますし、彼らは神のことばを退けることはありません。彼らは宗教指導者ではなくキリストのみに従う小さな群れです。
ヨハネ 10:26-27
26 しかしあなた方は信じません。わたしの羊ではないからです。27 わたしの羊はわたしの声を聴き,わたしは彼らを知っており,彼らはわたしに付いて来ます。
ヨハネ 8:47
47 神からの者は神の言われることを聴きます。あなた方が聴かないのはこのため,つまり,神からの者ではないからです」。
ルカ 12:32
32 「恐れることはありません,小さな群れよ。あなた方の父は,あなた方に王国を与えることをよしとされたからです。
大切なポイントは、
神のことばは、わたしたち個人に与えられた神からの音信であるということです。
ですから、神からの霊により正確な真理の理解が保証されています。
宗教指導者や宗教組織は神の霊の代わりはできません。
既に神のことばの理解と確信を得ている他の人からの助けを得ることは賢明であるとはいえ、そこに宗教組織や宗教指導者の権威の介入する余地はありません。
神のことばに従うことを第一の関心事とする人たちは、聖書と理解を与える神の霊によりいずれキリストの使徒たちが得ていた王国の子たちに期待されている信仰の一致に至るでしょう。
聖書に従うことを妨げるサタンの企み
人々が聖書によって導かれることを妨げるためにサタンは何をしたでしょうか。キリスト教の始まりとともにサタンは偽教師をクリスチャン会衆に送り込みました。
やがてキリスト教はローマの国教となります。
ローマカトリックが行った政策は、聖書の管理を独占することでした。
彼らの主張は、一般の人々は聖書を間違って解釈するので、資格のある宗教指導者経由で人々は養われる必要があるというものでした。
ローマカトリックはラテン語の聖書を保管しその翻訳や配布を1,000年以上に渡り許可しませんでした。
やがて16世紀に命を掛けた宗教改革が起き聖書が一般の人の読めることばに訳され広く配布されるようになりました。
初期クリスチャンのように個人が聖書を所有し読めるようになったのです。
そのようにして大きな覚醒が起こされ、巨大宗教組織カトリックを離れた沢山の聖書研究グループが誕生しました。
神の摂理だと思いますが、サタンは聖書が個人の手に渡るトレンドを妨げることができませんでした。
しかし、相変わらず「聖書の正しい理解は個人にはできない」「神の経路となる人あるいは宗教組織によって人々は養われる必要がある」という偽りの教えでサタンは人々を欺いてきました。
地上における唯一の神の組織
地上でキリストを代表する教皇
地上におけるキリストの最後の預言者
などのお馴染みのフレーズで、聖書と個人の間に宗教指導者や組織が割り込むようになりました。
このサタンからの誤りの働きは、人々を聖書からオフセットしました。
人々は自分に宛てられた神からの個人的な手紙を読み自分なりに理解する権利を放棄しました。
神の霊に頼るより、神の霊を受けていると主張する宗教指導者や宗教組織を仰ぐようになりました。
その結果、人々は宗教指導者や宗教組織が提供するサタンの息のかかったパン種入りのパンを食べ、神のことばに従うより、宗教指導者や宗教組織の教えに従うことに満足するようになりました。
そのようなわけで、昔から宗教は支配者たちの道具として重宝され人々のコントロールのために利用されてきました。支配者たちは聖書を用いて従順や服従を人々に教えてきました。そして人々は、神よりも地上における神の代理と称する人物や組織に従うようになっています。
王国の子たちは「人間より神に従う」視点を失わない人たちであり、世代や住む場所にかかわらず聖書の真理によって結ばれています。
真理自体は自己矛盾をきたすことはありませんので、神から教えられた者たちは必ず信仰の一致に至ります。
西暦1世紀から今日に至る王国の子たちでなるキリストの会衆に不一致などありません。
いつの時代も、またどこに住んでいても王国の子たちは雑草(偽者のクリスチャン)の中でキリストの帰還を待ち続けています。西暦1世紀以来の時空に散在する王国の子たちがひとつに集められるのはキリストの帰還(return)のときです。その時彼らは天の倉に集められるでしょう。
マタイ13:30, 38-39, 43
30 収穫まで両方とも一緒に成長させておきなさい。収穫の季節になったら,わたしは刈り取る者たちに,まず雑草を集め,焼いてしまうためにそれを縛って束にし,それから,小麦をわたしの倉に集めることに掛かりなさい,と言おう』」。
38 畑は世界です。りっぱな種,それは王国の子たちです。それに対し,雑草は邪悪な者の子たちであり,39 それをまいた敵は悪魔です。収穫は事物の体制の終結であり,刈り取る者はみ使いたちです。
43 その時,義人たちはその父の王国で太陽のように明るく輝くのです。耳のある人は聴きなさい。
キリスト教は地上の見える組織宗教ではなく、キリストの帰還を待つ王国の子たちの時空を超えた信仰で結ばれた兄弟関係です。
マタイ 23:1-10
1 それからイエスは群衆と弟子たちに話して,こう言われた。2 「書士とパリサイ人たちはモーセの座に座っています。3 それゆえ,彼らがあなた方に告げることはみな行ない,また守りなさい。しかし,その行ないに倣ってはなりません。彼らは言いはしますが,実行しないからで す。4 重い荷をくくって人の肩に載せますが,自分ではそれを指で動かそうともしません。5 すべてその行なう業は人に見せようとしてするのです。彼らは,お守りとして身に着ける[聖句]入れの幅を広げ,[衣の]房べりを大きくしているからです。 6 また彼らは晩さんにおいては最も目立つ場所を,そして会堂では正面の座席を好み,7 また市の立つ広場でのあいさつや,人にラビと呼ばれることを[好み]ます。8 しかしあなた方は,ラビと呼ばれてはなりません。あなた方の教師はただ一人であり,あなた方はみな兄弟だからです。9 また,地上のだれをも父と呼んではなりません。あなた方の父はただ一人,天におられる方だからです。10 また,『指導者』と呼ばれてもなりません。あなた方の指導者はキリスト一人だからです。
このことを念頭に王国の子たちのクリスチャン会衆の姿をクリスチャンギリシャ語聖書から学んでください。
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