ある嘘の発表
1914年10月2日、ニューヨークのブルックリンベテルで真っ赤な嘘が発表されました。その嘘は、その後の100年以上に渡り、世界各地の700万人以上の人々を騙しましてきました。
それは、偽の「終わりの日」の預言です。
ものみの塔協会の創設者の一人であるチャールズ・T・ラッセルは、ベテルの食堂に現れ、 「異邦人のときは過ぎ去り、その王たちの日は終わりました。」と発表しました。
それまでの40年間、ものみの塔協会は1914年を、世の終わりの年、キリストが見えるさまで帰還(coming back)し、聖なる者たちが天に迎えれる年として教えてきました。
それで、多くの信者は1914年にそのような劇的な変化が生じるものと期待していました。
当時の聖書の教え手たちは、「この次は天で会いましょう。」のような表現で話を閉じていました。
期待されていた10月が来ても、これまでどおり何の変化もなく、目に見える形で何も生じませんでした。
そのような状況の中、当時のものみの塔協会の会長のラッセルは、1914年10月2日にブルックリン世界本部の食堂で「異邦人のときは過ぎ去り、その王たちの日は終わりました。」と発表しました。
そしてその時、キリストは目に見えない天で即位したと宣言しました。
(sk 極めて大胆な宣言ですね。霊感を受けたんでしょうかね。そうだとするとインチキ臭いですね。一体誰の霊感でしょうね。)
それ以来、聖書預言の「終わりの日」が始まったとされています。
ものみの塔協会は、「天におけるキリストの目に見えない即位を証明する聖書中の終わりの日のしるしを世界中で宣べ伝えて今日に至っている」と、主張しています。
彼らが指摘するそのしるしとは、
2度の世界大戦
1914年の8月に、彼らにとっては都合よく第一次世界大戦が勃発しました。
(sk というより、ラッセルのインチキ宣言の2ヶ月前の8月に勃発した第一次世界大戦を、自らのインチキ預言に箔を付ける、あるいは重みをつけるために都合よく利用したと言った方が正しいと思います。)
食糧不足、地震、疫病、道徳の崩壊、王国の良いたよりの世界的な伝道活動
などがあります。
一見聖書預言のとおりに、「終わりの日」のしるしが生じているかのようで、世界中の700万人を超える人々が、インチキ「終わりの日」を信じることになりました。
ものみの塔がよく指摘する世界的な伝道活動は、王国の子たちに期待されている本当の王国伝道ではありません。
また、「終わりの日」のしるしも、その規模において啓示の書の「主の日」に生じる預言と調和しません。
「終わりの日」、「主の日」のしるし
啓示 6:1-21 そして,子羊が七つの封印の一つを開いた時にわたしが見ると,四つの生き物の一つが雷のような声で,「来なさい!」と言うのが聞こえた。2 そして,見ると,見よ,白い馬が[いた]。それに乗っている者は弓を持っていた。そして,彼に冠が与えられ,彼は征服しに,また征服を完了するために出て行った。
キリストの征服は、まず天において始まります。
啓示 12:7-9
7 また,天で戦争が起こった。 ミカエルとその使いたちが龍と戦った。龍とその使いたちも戦ったが,8 優勢になれず,彼らのための場所ももはや天に見いだされなかった。9 こうして,大いなる龍,すなわち,初めからの蛇で,悪魔またサタンと呼ばれ,人の住む全地を惑わしている者は投げ落とされた。彼は地に投げ落とされ,その使いたちも共に投げ落とされた。
ものみの塔は、この戦いが1914年に生じたと独断的に主張しています。
(sk この天での出来事は天を訪問して確認することはできません。ラッセルのことばをそのまま信じるかどうかの問題となります。)
この天での戦いは、啓示の記述からすると未だ生じていません。
この戦いの影響は、地にとって災いとなります。
啓示 12:12
12 このゆえに,天と[天]に住む者よ,喜べ! 地と海にとっては災いである。悪魔が,自分の時の短いことを知り,大きな怒りを抱いてあなた方のところに下ったからである」。
この災いの具体的な現われは、全世界が戦争に巻き込まれ、食用不足と疫病、その他の災いにより世界人口の1/4が犠牲者になると預言されています。
啓示 6:3-8
3 また,彼が第二の封印を開いた時,わたしは,第二の生き物が,「来なさい!」と言うのを聞いた。4 すると,別の,火のような色の馬が出て来た。そして,それに乗っている者には,人々がむざんな殺し合いをするよう地から平和を取り去ることが許された。そして大きな剣が彼に与えられた。
5 また,彼が第三の封印を開いた時,わたしは,第三の生き物が,「来なさい!」と言うのを聞いた。そして,見ると,見よ,黒い馬が[いた]。それに乗っている者は手にはかりを持っていた。6 そしてわたしは,四つの生き物の真ん中[から出る]かのような声が,「小麦一リットルは一デナリ,大麦三リットルは一デナリ。オリーブ油とぶどう酒を損なうな」と言うのを聞いた。
7 また,彼が第四の封印を開いた時,わたしは,第四の生き物の声が,「来なさい!」と言うのを聞いた。8 そして,見ると,見よ,青ざめた馬が[いた]。それに乗っている者には“死”という名があった。そして,ハデスが彼のすぐあとに従っていた。そして,地の四分の一に対する権威が彼らに与えられた。長い剣と食糧不足と死の災厄をもって,また地の野獣によって[それを]殺すためである。
このような災いを人類は未だ経験していません。
第一次世界大戦の犠牲者
戦没者合計 16,563,868 (戦争に起因する食糧不足、疫病の犠牲者を含む)
戦没者世界人口比 1.75%
1/4は25%ですから、聖書の預言と調和しません。
第二次世界大戦の犠牲者
戦没者合計 60,000,000-85,000,000 (戦争に起因する食糧不足、疫病の犠牲者を含む)
戦没者世界人口比 3.17%-4%
1/4は25%ですから、聖書の預言と調和しません。
1914年以来の世界人口の増加率を見れば、その間の食糧不足、地震、疫病も、聖書が預言しているほどの犠牲者の増加をもたらしていないことが明白です。
むしろ、人類は世界人口爆発の危機にあると言われています。
(sk これから、核戦争、飢饉、疫病、地震などで短期間に世界人口の1/4が犠牲になり、それは時が尽きようとしているサタンの怒りの表明で、聖書的なしるしとして役目を果たすでしょう。)
それで、1914年以来の100年間を特別視する根拠はありません。
それは、聖書の預言の成就と何の関係もありません。
王国の良いたよりの世界的な伝道について
世界的な王国伝道は、迫害とともにサタンの敵意の中でなされます。それは、大群衆によってではなく、王国の子たちによってなされます。
王国の子たちは、証しのために王たちや支配者たち裁判官たちの前に立つことになっています。そして、その際に証しするのは、神の霊であると言われています。
これまでの100年余にわたり、そのような伝道がなされた証拠はありません。
マルコ 13:7-8, 9-13
7 また,戦争のことや戦争の知らせを聞いても,恐れおののいてはなりません。[これらの事は]必ず起きますが,終わりはまだなのです。
8 「というのは,国民は国民に,王国は王国に敵対して立ち上がり,またそこからここへと地震があり,食糧不足があるからです。これらは苦しみの劇痛の始まりです。
9 「あなた方は,自分自身に気を付けていなさい。人々はあなた方を地方法廷に引き渡し,あなた方は会堂で打ちたたかれ,わたしのために総督や王たちの前に立たされるでしょう。彼らに対する証しのためです。10 また,あらゆる国民の中で,良いたよりがまず宣べ伝えられねばなりません。11 しかし,人々があなた方を引き渡そうとして引いて行くとき,何を話そうかと前もって思い煩ってはなりません。何であれその時に与えられること,それを話しなさい。あなた方が話しているのではなく,聖霊が[話している]のです。12 さらにまた,兄弟が兄弟を,父が子供を死に渡し,子供が親に逆らって立ち上がり,彼らを死に至らせるでしょう。13 そしてあなた方は,わたしの名のゆえにすべての人々の憎しみの的となるでしょう。しかし,終わりまで耐え忍んだ人が救われる者です。
世界的な王国伝道は、➡ エホバの証人のトレードマークのセールスマンのような家から家にはなされません。
エホバの証人が行っている王国伝道は、本物の王国の証しではなく、偽ものであり、インチキ「神の組織」のリクルートキャンペーンです。
世界的な王国伝道は、王国の子たちによって世の支配者たちの前でなされます。
そのニュースは、インターネットやマスメディアを通して瞬時に全世界を駆け巡るでしょう。
では、争点は何でしょうか?
崇拝です。
「誰を崇拝するか。」が問われます。
聖書の啓示の書は、はっきりとそのことを預言しています。
啓示 13:3-10, 11-17
3 そしてわたしは,その頭の一つがほふられて死んだかのようになっているのを見た。しかし,その致命的な打ち傷はいえた。それで,全地は感服してその野獣に従った。4 そして彼らは,野獣に権威を与えたことで龍を崇拝し,また,「だれがこの野獣に等しいだろうか。いったいだれがこれと戦いうるだろうか」と言って野獣を崇拝した。 5 そして,大いなることや冒とく的なことを語る口がそれに与えられ,また,四十二か月のあいだ行動する権威が与えられた。6 そして,それは口を開いて神を冒とくした。そのみ名と住まい,さらには天に住む者たちを冒とくするためであった。7 そして,聖なる者たちと戦って彼らを征服することが許され,あらゆる部族と民と国語と国民に対する権威がそれに与えられた。8 そして,地に住む者は皆それを崇拝するであろう。ほふられた子羊の命の巻き物には,彼らのうちのだれの名も,世の基が置かれて以来書かれていない。
9 耳のある者がいるなら,聞きなさい。10 捕らわれの身となる[はずの]者がいるなら,その者は捕らわれの身となる。剣で殺す者がいるなら,その者は剣で殺されなければならない。ここが聖なる者たちの忍耐と信仰を意味するところである。
11 また,わたしは別の野獣が地から上って行くのを見た。それには子羊のような二本の角があった。それは龍のように話しはじめた。12 そして,第一の野獣のすべての権威をその前で行使する。また,地とそこに住む者たちに,致命的な打ち傷のいえた第一の野獣を崇拝させる。13 また,大いなるしるしを行なって,人類の前で火を天から地に下らせることさえする。
14 そして,野獣の前で行なうことを許されたしるしによって地に住む者たちを惑わし,一方では,剣の一撃を受けながら生き返った野獣のために像を作るようにと地に住む者たちに言う。15 またそれには,野獣の像に息を与えることが許された。それによって野獣の像は話すようになり,また,野獣の像をどうしても崇拝しない者たちをみな殺させるようにするのである。
16 またそれは,すべての人,すなわち,小なる者と大なる者,富んだ者と貧しい者,自由な者と奴隷を強制して,その右手や額に印を受けさせ,17 また,その印,つまり野獣の名もしくはその名の数字を持つ者以外にはだれも売り買いできないようにする。
ものみの塔は、この預言を1914の第一次世界大戦に適用し、第一次世界大戦の戦勝国(イギリス、アメリカ)が剣の一撃で死んだかのようになったと事実に反することを教えています。
戦勝国のイギリスやアメリカは2度の世界大戦でボロ儲けしました。戦後の世界を金融で支配するためにIMFという国際サラ金銀行を作り未だに借金の取立て業務で金儲けをしています。「剣の一撃で死んだかのようになった」、それから復活したという表現は、当てはまりません。
また、ものみの塔は国際連盟、その後継の国際連合が獣の像であると教えています。
しかし、現実は彼らの偽預言と調和していません。
国際連合は、崇拝されてもいなければ、人々に崇拝を強制してもいません。
これらの預言は、未だ起きていません。
それは、近い将来に生じることであり、聖書は崇拝を強要する超国家の出現を預言しています。
サタンが用いるその超国家は、崇拝をめぐって王国の子たちと戦うことが定められています。
これから生じる世界的な対立軸
それは、サタンとその超国家崇拝か、
天と地の創造者エホバ神の崇拝と、そのキリストの王国を支持するか、
となるでしょう。
啓示 13:8
8 そして,地に住む者は皆それ(野獣)を崇拝するであろう。
啓示 14:6-7
6 また,わたしは別のみ使いが中天を飛んでいるのを見た。彼は,地に住む者たちに,またあらゆる国民・部族・国語・民に喜ばしいおとずれとして宣明する永遠の良いたよりを携えており,7 大声でこう言った。「神を恐れ,[神]に栄光を帰せよ。[神]による裁きの時が到来したからである。それゆえ,天と地と海と水のわき出るところとを造られた方を崇拝せよ」。
これが、あらゆる国民にまず宣べ伝えられる王国の良いたよりです。
神の王国が人間の問題に介入する待望の時が到来しました。
天地とその中の全てのものを造られた真の神を崇拝しなさい。
この良いたよりは、王国の子たちにより世の支配者たちの前で強力に伝えられるでしょう。
全世界は、崇拝を巡り2分されるでしょう。
マルコ 13:9-13
9 「あなた方は,自分自身に気を付けていなさい。人々はあなた方を地方法廷に引き渡し,あなた方は会堂で打ちたたかれ,わたしのために総督や王たちの前に立たされるでしょう。彼らに対する証しのためです。10 また,あらゆる国民の中で,良いたよりがまず宣べ伝えられねばなりません。11 しかし,人々があなた方を引き渡そうとして引いて行くとき,何を話そうかと前もって思い煩ってはなりません。何であれその時に与えられること,それを話しなさい。あなた方が話しているのではなく,聖霊が[話している]のです。12 さらにまた,兄弟が兄弟を,父が子供を死に渡し,子供が親に逆らって立ち上がり,彼らを死に至らせるでしょう。13 そしてあなた方は,わたしの名のゆえにすべての人々の憎しみの的となるでしょう。しかし,終わりまで耐え忍んだ人が救われる者です。
王国伝道と称して、エホバの証人が行っている家から家の伝道、街路伝道など自ら課した崇拝の様式は聖書預言の成就と何の関係もありません。
本物の世界的な王国伝道は100年余りも続くものではなく、世の支配たちの前で王国の子たちによりなされ、即座にマスメディアにより全地に発信される王国の強力な証しのことです。
それは、この世の支配者たちに対して神の霊により強力になされる証しであり、王国の子たちは、西暦1世紀のキリストの弟子たちがそうであったように世に対して劇場の見世物となるでしょう。
全地における王国の証しは、天から放逐されたサタンに残された短いときの間になされます。 そして、その王国の強力な証しにより全地の人々は崇拝を巡り2つに分かれるでしょう。
ものみの塔協会が行っている、「終わりの日」の預言は、すべて人を欺く嘘です。
「終わりの日」「主の日」は未だ到来しておらず、これから生じるでしょう。
サタンと悪霊に対する天での戦いは未だ生じていません。
彼らは未だに天にいます。
クリスチャンの行う格闘は「世の支配者たち、天の場所にいる邪悪な霊の勢力」に対するものと言われています。
エフェソス 6:12
12 わたしたちのする格闘は,血肉に対するものではなく,もろもろの政府と権威,またこの闇の世の支配者たちと,天の場所にある邪悪な霊の勢力に対するものだからです。(サタンも悪霊たちも未だ天にいます。)
やがて、全地は天での戦いの結果を味わうことになるでしょう。
その時、イエスが地上にいたときに経験されたように、王国の子たちは天から放逐されたサタンの直接の敵意の的となるでしょう。
彼らは、地上に放逐されたサタンにより迫害されるでしょう。
同時に全地の王たちの前で王国の証しの業が成功裏に成し遂げられるでしょう。
王国の子たちは、世界的な証しの業によりサタンを征服するでしょう。
啓示 12:10-11
10 そして,わたしは大きな声が天でこう言うのを聞いた。
「今や,救いと力とわたしたちの神の王国とそのキリストの権威とが実現した! わたしたちの兄弟を訴える者,日夜彼らをわたしたちの神の前で訴える者は投げ落とされたからである。11 そして彼らは,子羊の血のゆえに,また自分たちの証しの言葉のゆえに彼を征服し,死に面してさえ自分の魂を愛さなかった。
啓示の激動の預言を、ものみの塔株式会社が100年をかけて行ってきた「家から家」セールスマン伝道つまり自社拡大のための世界的なリクルート活動に適用することはできません。
啓示の書の預言は、ものみの塔協会の歴史と何の関係もありません。
啓示の預言をものみの塔の歴史解説と見なすことはできません。
ものみの塔に騙されて嘘の「終わりの日」を信じた兄弟・姉妹たち、ものみの塔から体力、資産、時間、才能、ゆとり、家族など全てを分捕られる前に賢く行動してください。
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