天にある相続財産とは何でしょうか。
聖書が明らかにしていることは、ルカ 12:32
「恐れることはありません,小さな群れよ。あなた方の父は,あなた方に王国を与えることをよしとされたからです。
ペテロ第一 1:4
すなわち,朽ちず,汚れなく,あせることのない相続財産へ[の誕生]です。それはあなた方のために天に取って置かれているものです。
コリント第一 15:53
朽ちるものは不朽を着け,死すべきものは不滅性を着けねばならないのです。
上の聖句が示しているように、王国、天ある相続財産、不滅を相続することが分かります。
その他にも、天での命、天の市民権、天における住い、王、祭司としての仕事などがあることが分かります。
それら天的なものを、地上の相続財産と比較して考えると良いと思います。
無形、有形の財産があるでしょう。
お金、地上の楽園などの物質的なものを当てにしているなら、クリスチャンの相続財産に魅力を見出せないでしょう。
マタイ 6:19-21
19 あなた方は自分のために地上に宝を蓄えるのをやめなさい。そこでは蛾やさびが食い尽くし,また盗人が押し入って盗みます。 20 むしろ,自分のために天に宝を蓄えなさい。そこでは蛾もさびも食わず,盗人が押し入って盗むこともありません。 21 あなたの宝のある所,そこにあなたの心もあるのです。
ルカ 12:32-34
32 「恐れることはありません,小さな群れよ。あなた方の父は,あなた方に王国を与えることをよしとされたからです。 33 自分の持ち物を売って,憐れみの施しをしなさい。自分のために,すり切れることのない財布,決して尽きることのない宝を天に作りなさい。そこでは,盗人が近づくことも,蛾が食い尽くすこともありません。 34 あなた方の宝のある所,そこにあなた方の心もあるのです。
あなたは天の相続財産の価値が分かるでしょうか。
マタイ 13:44-46
44 「天の王国は畑に隠された宝の ようです。人はそれを見つけてから隠しました。そして,喜びのあまり,出かけて行って自分の持つものすべてを売り,それからその畑を買うのです。 45 「また,天の王国はりっぱな真珠を探し求める旅商人のようです。 46 価の高い真珠一つを見つけると,去って行って自分の持つすべてのものを即座に売り,それからそれを買いました。
神の選びについて
霊によって生まれる人たちとはどんな人たちでしょうか。人間の価値において、選ばれた者たちと残りの人類の間に何か違いがあるでしょうか。
まず、選ばれた者も含めて神は全人類をどう見ているでしょうか。
ローマ 3:12
12 すべて[の人]が[道から]それ,みな共に価値のない者となった。親切を行なう者はいない,一人すらいない」。
神の目に、すべての人(アダムの子たち)は無価値なものと見なされています。
では、何が神の選びの基準なのでしょうか。
神は、無価値なものの中からいくらか良いものを選ぶのでしょうか。
以下の聖句は何を教えていますか。
コリント第一 1:26-28
26 兄弟たち,あなた方が自分たちに対する[神の]召しについて見ていることですが,肉的に賢い者は多くなく,強力な者も多くなく,高貴な生まれの者が多く召されたのでもありません。 27 むしろ,神は世の愚かなものを選んで,賢い人々が恥を被るようにされました。また,神は世の弱いものを選んで,強いものが恥を被るようにされました。 28 また神は,世の卑しいものや見下げられたもの,無いものを選んで,有るものが無になるようにされました。
神は、無価値なものの中の、愚かなもの、弱いもの、見下げられているものを選びます。
それらは、いったい誰ですか。
マタイ 21:31-32
31 イエスは彼らに言われた,「あなた方に真実に言いますが,収税人や娼婦たちがあなた方より先に神の王国に入りつつあるのです。 32 ヨハネが義の道をもってあなた方のところに来たのに,あなた方は彼を信じなかったからです。ところが,収税人や娼婦たちは彼を信じました。あなた方は, [それを]見ながら,あとから後悔して彼を信ずるようにはなりませんでした。
使途 4:13
13 さて,ペテロとヨハネのおくすることのない話し方を見,またそれが無学な普通の人であることを知った時,彼らは不思議に思うのであった。
コリント第一 6:9-11
9 あなた方は,不義の者が神の王国を受け継がないことを知らないとでもいうのですか。惑わされてはなりません。淫行の者,偶像を礼拝する者,姦淫をする者,不自然な目的のために囲われた男,男どうしで寝る者, 10 盗む者,貪欲な者,大酒飲み,ののしる者,ゆすり取る者はいずれも神の王国を受け継がないのです。 11 とはいえ,あなた方の中にはそのような人たちもいました。しかし,あなた方は洗われて清くなったのです。神聖な者とされたのです。わたしたちの主イエス・キリストの名において,またわたしたちの神の霊をもって,義と宣せられたのです。
それで、自分が神から選ばれたことを誇るもっともな理由がありますか。
王国の子たちが残りの人類よりも何か優れていると見なす正当な理由がありますか。
いいえ、全くありません。
わたしたちアブラハムの胤が神の約束により選ばれたのは、神の憐れみの深さのためです。
使徒パウロによると、わたしたちが選ばれたのは神の辛抱強さと憐れみを際立たせるためです。
テモテ第一 1:15-16
15 キリスト・イエスが罪人を救うために世に来られたとは,信ずべく,また全く受け入れるべきことばです。わたしはそうした[罪人]の最たる者です。 16 それなのにわたしが憐れみを示されたのは,わたしの場合を最たる例としてキリスト・イエスがその辛抱強さの限りを示し,永遠の命を求めて彼に信仰を置こうとしている人たちへの見本とするためだったのです。
エフェソス 2:1-10
1 さらに,あなた方は自分の罪過と罪にあって死んでいましたが,そのあなた方を[神は生かしてくださいました]。 2 あなた方は,この世の事物の体制にしたがい,また空中の権威の支配者,不従順の子らのうちにいま働いている霊にしたがって,一時はそうした[罪]のうちを歩んでいました。 そうです,それら[不従順の子ら]の中にあって,わたしたちは皆,一時は自分の肉の欲望にしたがって生活し,肉と考えとの欲するところを行なって,ほかの人々と同じく生まれながらに憤りの子供でした。
4 しかし,神は憐れみに富んでおられ,わたしたちを愛してくださったその大いなる愛のゆえに, 5 わたしたちが罪過にあって死んでいたその時にさえ,キリストと共に生かし―あなた方は過分のご親切によって救われているのです― 6 また,キリスト・イエスとの結びつきにおいてわたしたちを共によみがえらせ,天の場所に共に座らせてくださったのです。
7 それは,キリスト・イエスと結ばれたわたしたちに対する慈しみのうちにあるその過分のご親切の卓抜した富が,来たらんとする事物の諸体制において明らかに示されるためです。 8 まさにこの過分のご親切のもとに,あなた方は信仰によって救われているのです。そして,これはあなた方によるのではなく,神の賜物なのです。 9 そうです,それは業によるのではありません。だれも誇ることのないためです。 10 わたしたちは[神]の業の所産であって,キリスト・イエスと結ばれて良い業のために創造されたのです。それは,わたしたちがそのうちを歩むようにと神が前もって準備してくださったものです。
コリント第一 4:7
7 というのは,だれが人を他と異ならせるのですか。実際,自分にあるもので,もらったのではないものがあるのですか。では,確かにもらったのであれば,どうしてもらったのではないかのように誇るのですか。
ですから、王国の子たちにとって、他の人々を自分と異なるものでもあるかのように見なすことはあり得ません。
自分の選びにより自意識過剰になることは、神の霊の働きと調和しません。
そのような霊は、サタンが父であった宗教指導者やパリサイ人のものです。
もし、あなたが神の召しを理解でき、それを受け入れているのなら、その希望によって喜びなさい。
それだけのことです。それを誇る理由などありません。
自分と同じように隣人を愛しなさい。
なぜなら、神もまた残りの人類を愛しているからです。
彼らも、わたしたちの宣べ伝える業によってではなく、わたしたちと同じように神の憐れみにより救われるでしょう。
永遠の命を天で受けるか、地で受けるかは重要な点ではありません。
残りのアダムの子孫は、神の子としての栄光ある自由を地上で享受するでしょう。
ローマ 8:20-21
20 創造物は虚無に服させられましたが,それは自らの意志によるのではなく,服させた方によるのであり,それはこの希望に基づいていたからです。 21 すなわち,創造物そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つようになることです。
神は、残りの全人類を愛しており救うおつもりです。
すべての人は神にとって貴重です。
ヨナ 4:9-11
9 すると神はヨナにこう言われた。「あなたがひょうたんのことで怒りに燃えたのは正しいことか」。 それに対して彼は言った,「わたしが怒りに燃えて死ぬほどになったのは正しいことです」。 10 しかしエホバはこう言われた。「あなたは,自分が労したのでも大きくしたのでもないひょうたんを惜しんだ。それは一夜のうちに育ち,一夜のうちに枯れうせたものであった。 11 では,わたしとしても,大いなる都市ニネベを,右も左も全くわきまえない十二万以上の人々に加えて多くの家畜もいるこの所を惜しんだとしても当然ではないか」。
このように、わたしたちの天の父は、背景、教育、信仰、見方の異なる一般の人々を、無価値なものとはいえ、神の愛にこたえ応じる可能性を持つ貴重なものと見ています。
神は、それらの全てをわたしたちと同様愛しています。
ヨハネ 3:16
16 「というのは,神は世を深く愛してご自分の独り子を与え,だれでも彼に信仰を働かせる者が滅ぼされないで,永遠の命を持てるようにされたからです。
わたしたちは、世の弱いもの、無きに等しいものとして神の憐れみを受けました。
その理由で、わたしたちは、同じように隣人に憐れみを示すのは自然で当然でしょう。
マタイ 18:33
33 わたしがあなたに憐れみをかけたように,今度はあなたが仲間の奴隷に憐れみをかけるべきではなかったのか』。
わたしたちは、アブラハムの胤として、あらゆる国民に仕えることになるでしょう。
全ての国民は、わたしたちの奉仕によって自らを祝福することになるでしょう。
サタンの業は除かれその醜い爪跡もなくなるでしょう。
創世記 22:18
18 そして,あなたの胤によって地のすべての国の民は必ず自らを祝福するであろう。あなたがわたしの声に聴き従ったからである』」。
これが、キリストの王国の目的であり、わたしたちの天にある相続財産はその業に祭司の王国として天と地において与ることです。
おまけ
ものみの塔の記事に、霊によって生まれることの説明が無いのはなぜでしょうか。答え
それが何かを知らないからです。
にせ者であるので、聖書からクリスチャンの真の希望を説明できません。
0 件のコメント:
コメントを投稿