西暦70年のエルサレムの滅び

2015/07/03 0

JW クリスチャン 預言

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西暦70年のエルサレムの滅び

西暦70年のエルサレムの滅びはユダヤ教の事物の体制を終わらせました。

それ以降、ユダヤ人たちは、世界各地へ離散し、エルサレムの神殿も破壊されエホバ神の崇拝はその地で行なわれなくなりました。また系図は消失したため誰が祭司の家系の者かを証明する術はなくなりました。

これは、明らかにユダヤ教の体制の終わりを象徴しています。

イエスが、ご自分の宣教活動の終わりに、ユダヤ教の宗教指導者たちを糾弾された際、この裁きが当時の世代に臨むこと預言されました。

イエスの弟子たちは、このユダヤ教の事物の体制の終わりに関心がありました。彼らの見方は限定的で、オリーブ山でイエスに終わりの日のしるしを尋ねたとき、世界的規模のサタンの事物の体制の終わりについては、弟子たちの思いにありませんでした。

その時点で、彼らは地的王国の地上における回復を考えていました。イエスはその機会を利用し、ご自分の到来と、それによってもたらされるサタンの事物の体制全体の終わりの預言をなさっています。

その預言の中で、イエスは、弟子たちの当面の関心であるユダヤ教の事物の体制の終わりについて取上げています。

それで、マタイ 24-25 章、マルコ 13 章、ルカ 21 章に書かれているイエスの預言のメインは、キリストの到来とサタンの事物の全体制の終わりですが、その預言の中に、差し迫ったユダヤ教の事物の体制の終わり(裁き、エルサレムの滅び)についての預言(警告)が挿入されています。

その箇所は、マタイ 24:15-20、マルコ 13:14-18、ルカ 21:20-24 です。

その箇所の記述は、キリストの到来に関する預言の前後の部分と対照をなしています。

エルサレムの差し迫った滅びを逃れる方法が、「エルサレムが野営を張った軍隊に包囲されたら山に逃れるよう」に指示されています。

この指示は、生来のユダヤ人かユダヤ教に改宗した者たちにのみ意味をもっています。
なぜなら、彼らは年に3回祭りのためにエルサレムに集まるからです。

エルサレムから遠く離れた地に住む異邦人のクリスチャンにとってエルサレムの滅びを逃れる方法など知る必要もなく意味のないものです。

このローカルな警告と対照的に、全地に臨む裁きのためのキリストの到来は全てのクリスチャンの関心事となります。そしてその日とその時刻については誰も知らないと言われています。また主人がいつ戻るか分からないのでいつも見張っていなさいと警告されています。

ですから、終わりの日のイエスの預言は、差し迫ったエルサレムの滅び、つまりユダヤ教の宗教システムの終わりだけでなくキリストの再来(return)、または到来(coming)についての預言です。

ユダヤ教の事物の体制に、その世代のうちに臨むとイエスが預言された裁きについて、マタイとルカの記録は、エルサレムの滅びが神の裁きであることを示しています。

マタイ 23:33-39, 24:15-18
33 「蛇よ,まむしらの子孫よ,どうしてあなた方はゲヘナの裁きを逃れられるでしょうか。34 このゆえに,わたしは今,預言者と賢い者と公に教え諭す者たちをあなた方のところに遣わします。あなた方はそのうちのある者を殺して杭につけ,ある者を会堂でむち打ち,都市から都市へと迫害するでしょう。35 こうして,義なるアベルの血から,あなた方が聖なる所と祭壇の間で殺害した,バラキヤの子ゼカリヤの血に至るまで,地上で流された義の血すべてがあなた方に臨むのです。36 あなた方に真実に言いますが,これらのことすべてはこの世代に臨むでしょう。
37 「エルサレム,エルサレム,預言者たちを殺し,自分に遣わされた人々を石打ちにする者よ-わたしは幾たびあなたの子供たちを集めたいと思ったことでしょう。めんどりがそのひなを翼の下に集めるかのように。しかし,あなた方はそれを望みませんでした。38 見よ,あなた方の家はあなた方のもとに見捨てられています。39 あなた方に言いますが,『エホバのみ名によって来るのは祝福された者!』と言うときまで,あなた方は今後決してわたしを見ないでしょう」。

24:15-18
15 「それゆえ,荒廃をもたらす嫌悪すべきものが,預言者ダニエルを通して語られたとおり,聖なる場所に立っているのを見かけるなら,(読者は識別力を働かせなさい,)16 その時,ユダヤにいる者は山に逃げはじめなさい。17 屋上にいる人は,家から物を取り出そうとして下りてはならず,18 野にいる人は,外衣を拾おうとして家に帰ってはなりません。

ルカ 19:41-44, 21:20-24
41 そして市の近くに来た時,[イエス]はそれを眺め,それのために涙を流して,42 こう言われた。「もしあなたが,そうですあなたが,この日に,平和にかかわる事を見分けていたなら-しかし今,それはあなたの目から隠されているのです。43 あなたの敵が,先のとがった杭でまわりに城塞を築き,取り巻いて四方からあなたを攻めたてる日が来るからであり,44 彼らは,あなたとあなたの中にいるあなたの子らを地面にたたきつけ,あなたの中で石を石の上に残したままにはしておかないでしょう。あなたが自分の検分されている時を見分けなかったからです」。

21:20-24
20 「また,エルサレムが野営を張った軍隊に囲まれるのを見たなら,その時,その荒廃が近づいたことを知りなさい。21 その時,ユダヤにいる者は山に逃げはじめなさい。[都]の中にいる者はそこを出なさい。田舎にいる者は[都]の中に入ってはなりません。22なぜなら,これは処断の日であり,それによって,書かれていることのすべてが成就するのです。23 その日,妊娠している女と赤子に乳を飲ませている者にとっては災いになります! その土地に非常な窮乏が,そしてこの民に憤りが臨むからです。24 そして人々は剣の刃に倒れ,捕らわれとなってあらゆる国民の中へ引かれてゆくでしょう。そしてエルサレムは,諸国民の定められた時が満ちるまで,諸国民に踏みにじられるのです。

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プロフィール



1972年にバプテスマを受けてクリスチャンになりました。

その後、エホバの証人として宣教活動を40年ほど行い、長老のときに「ものみの塔協会」の方針と異なる立場をとったために長老を削除されました。

長年のエホバの証人としての人生は「ものみの塔協会」の崇拝の様式とキリストの教えとの不調和を経験することになり、「ものみの塔協会」の始まりからの歴史をインターネットを用いて調査し、この団体がロスチャイルド資本によるシオニズム運動の器として始まったこと、宗教組織を利用したロスチャイルド資本の国際投資企業であること、小児性愛者の不適切な扱い、預言や教理上の破綻などの腐った実を知りました。

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