悪霊について

2015/06/28 5

サタン 教理

t f B! P L

堕落した霊者たちからの保護について

イエスは悪霊に付かれた多くの人々を癒されました。

彼らは目に見えませんが現実に存在します。
そして、人々を騙し、苦しめ、利用します。
宗教、政治、経済活動、その他この世の背後にある霊は彼らのものですよね。

汚れた霊は真理を妨げるベールのように働いたり、神への不従順を助長するために働いています。

コリント第二 4:3-4
3 そこで,もしわたしたちの宣明する良いたよりに事実上ベールが掛けられているとすれば,それは滅びゆく人たちの間でベールが掛けられているのであり,4 その人たちの間にあって,この事物の体制の神が不信者の思いをくらまし,神の像であるキリストについての栄光ある良いたよりの光明が輝きわたらないようにしているのです。

エフェソス 2:2
2 あなた方は,この世の事物の体制にしたがい,また空中の権威の支配者,不従順の子らのうちにいま働いている霊にしたがって,一時はそうした[罪]のうちを歩んでいました。

一方神もみ使いたちも目に見えませんが現実に存在します。
神の霊も、み使いたちも、人々の益のためにやはり強力に働いています。
神は人を益することにおいて、善人と悪人を差別するでしょうか。
聖書は神は良いことを行って恵みの雨と太陽の光を全ての人に差別なく与えていると言われています。

マタイ 5:45
45 . . . [父]は邪悪な者の上にも善良な者の上にもご自分の太陽を昇らせ,義なる者の上にも不義なる者の上にも雨を降らせてくださるのです。

また、神の霊は全地に送り出されているとも言われています。
神の前では全ての人は裸ですべて神に知られており、全ての人はこの方に対していい開きをすることになるとも書かれています。

啓示 5:6
6 するとわたしは,み座と四つの生き物との真ん中に,また長老たちの真ん中に,ほふられたかのような子羊が立っているのを見た。それには七つの角と七つの目があり,その[目]は,全地に送り出された神の七つの霊を表わしている。

ヘブライ 4:13
13 そして,[神]のみ前に明らかでない創造物は一つもなく,すべてのものはその目に裸で,あらわにされており,この方に対してわたしたちは言い開きをしなければなりません。

悪霊であれ、その他の危険であれ、人は危機に陥ったときに、苦しいときの神頼みをします。それは人が神の象に創られており、本能的に神を求める傾向があるからだと思います。神の霊は人が発するそのようなシグナルに瞬時に応じるでしょう。

誰かが苦しんで助けを求めて心を神に向けるとき、神を正確に知っているかどうかによって、悪霊に苦しめられている人を助けたり助けなかったりは、すべての人の命の源である天の父はしないと思います。

もし天の父の保護や監視がなければ、悪霊たちは、今以上にしたい放題のことをするでしょう。
人は本能的に、神(全人類の保護者)へ助けを求め、神の霊も、またみ使いたちもその必要に応じて助けに入るでしょう。

人はいろいろな経験を通して心を神や真理に向け最終的にすべての人が真の神を知るようになります。

啓示 5:13
13 そして,天と地と地の下と海の上とにいるあらゆる被造物,およびそこにあるすべてのものがこう言うのが聞こえた。「み座に座しておられる方と子羊とに,祝福と誉れと栄光と偉力が限りなく永久にありますように」。

悪霊たちの攻撃、欺き、また個人の信仰、神秘主義への関心、また悪霊とつながる原因などいろいろな要素が関係していますので結果に違いが生じると思います。

神があることが生じることを許したとしても、神は無関心と言えないと思います。
すべてはリセットされるので、被る害はその何倍にも償われる保証があります。

仮に死んだとしても、死そのものは苦痛からの開放と将来の復活を意味していますので神の側の親切の表れと思います。
サタンや悪霊、事故、戦争、殺人の犠牲になった人々を神が知らないことはありません。それらの犠牲者たちはすべて愛ある神の思いの中に保護されており、将来の命と公正の回復の時を待っています。

ですから、ある場合神の助けが顕在で無いからといって神の関心や助けを疑う理由にはならないと思います。

サタンや悪霊たちの欺きについては、彼らは光の天使に偽装するといわれています。

悪霊たちも個性をもった邪悪なものたちであり、その凶悪さに違いがあるでしょう。個々の状況はそれぞれ結果を誘引する原因によりさまざまでしょう。ですから、すべてを一律に結論づけることはできませんが、以下の点は事実と思います。

神は、すべてを掌握している。
神は人々の苦痛の叫びに無関心ではない。
体を殺しても、その後何も出来なものを恐れる必要はない。
サタンと悪霊たちにはそれ相応の裁きが臨む。
死は苦痛からの開放であり、将来の命の保証を伴っている。
生きていて神の救出を経験した人は、神に心を向けるようになる。

人は死ぬとき、また極限状態に陥ったとき、脳からエンドルフィンという麻薬物質が出て痛みや恐怖はなくなり幸福感につつまれるようです。それは、愛ある神が人体に組み込んでくださっている助けと言えます。

ですから、意識を失うとき、また死ぬとき、おそらく恐怖や苦痛は無いでしょう。
中村仁一先生もそのように書いています。
エンドルフィンについてネットで調べてください。

恐怖や殺人は、神が意図したものではありません。
それは、サタンにより持ち込まれたものであり、サタンとその胤(サタンに倣う霊や人間たち)は自らまいたものを刈り取ることになるでしょう。

真の神を知っている人は悪霊を恐れる理由はありません。
何時でも神に助けを求めることができます。
神を知らない人でさえ、窮地に陥ると神に助けを求めます。
神は、それぞれの状況にふさわしく応じていると思います。
神の介入の詳細を説明できる人などいないでしょうし、またその必要もないと思います。

聖書中に明らかにされている神の性質と神の悪の扱い方、悪霊たちの実状などから、各自が生じた状況を自分なりに理解また納得すれば良いと思います。
それが各自の神への信仰であり、自分で得心していればよいものであり、他から批判されたり、裁かれたりするようなものではないと思います。

悪霊についての聖書の記述

ペテロ第二 2:4
4 まさに神が,罪をおかしたみ使いたちを罰することを差し控えず,彼らをタルタロスに投げ込んで,裁きのために留め置かれた者として濃密な闇の坑に引き渡されたのであれば,

ヤコブ 2:19
19 あなたは,ただひとりの神がおられることを信じているというのですね。なるほどそれはりっぱです。ですが,悪霊たちも信じておののいているのです。

マタイ 8:29
29 ところが,見よ,彼らが絶叫してこう言った。「神の子よ,わたしたちはあなたと何のかかわりがあるのですか。わたしたちを責め苦に遭わせようとして,定められた時よりも前にここに来たのですか」。

マルコ 9:25
25 その時イエスは,群衆が一緒になって[自分たち]のほうに走り寄って来るのに気づき,その汚れた霊を叱りつけて,「口のきけない耳しいの霊よ,わたしはお前に命じる。この[子]から出て,もう入ってはならない」と言われた。26 すると,それは叫び声を上げ,何度もけいれんを起こしてから出て行った。そして,[子供]は死んだようになったので,大半の者たちは,「彼は死んだ!」と言うのであった。27 しかし,イエスがその手を取って起こすと,彼は起き上がった。28 それで,[イエス]がある家に入られてから,弟子たちがそっと彼に尋ねた,「なぜわたしたちはそれを追い出せなかったのでしょうか」。29 すると[イエス]は彼らに言われた,「この種のものは祈りによらなければどうしても出ません」。

使徒 19:11-19
11 そして神はパウロの手を通して異常なまでの力ある業を行ないつづけられた。12 そのため,ただ布切れや前掛けを彼の体から取って患っている人のところに持って行くだけで,疾患は去り,邪悪な霊たちは出るのであった。13 ところが,悪霊払いをする放浪のユダヤ人のある者たちも,邪悪な霊につかれた人たちに対して主イエスの名をとなえることを手がけ,「パウロの宣べ伝えるイエスによってお前たちに厳粛に言い渡す」と言うようになった。14 ところで,ユダヤ人の祭司長でスケワという人の七人の息子がおり,これを行なっていた。15 しかし,邪悪な霊は答えて彼らに言った,「わたしはイエスを知っているし,パウロとも面識がある。だが,お前たちはだれなのだ」。16 そうして,邪悪な霊のいる男が彼らに躍りかかり,彼らを次々に抑えつけて打ち負かしたので,彼らは傷ついたまま裸でその家から逃げて行った。17 このことは,エフェソスに住むユダヤ人にもギリシャ人にも,みんなに知れ渡った。そして,恐れが彼らすべてに臨み,主イエスの名は大いなるものとされていった。18 また,信者となった者の多くがやって来ては告白をし,自分の行なってきたことをあらわに告げるのであった。19 実際,魔術を行なっていたかなり大勢の者が自分たちの本を持ち寄って,みんなの前で燃やした。そして,それらの値を計算してみると,合わせて銀五万枚になることが分かった。20 このようにして,エホバの言葉は力強く伸張し,また行き渡っていった。

上記の聖句から分かることは、
サタン、悪霊たちの罪は確定しており、彼らは刑の執行のために留置された状態で、将来の処刑に恐れおののいています。
西暦1世紀当時、イエスや使徒たちは悪霊から人々を開放しました。
なかには、強力に抵抗する悪霊もいました。
また、神の力によらず悪霊払いをしている者たちもいました。

それで、神の介入に関しては、悪霊による犯罪も、人間による犯罪、偶然の事故、その他と基本的には同じとみなすことができる思います。

アダムの罪のために、不完全な人類は神からの保証された命を持っていません。
それで、今の時期の命の質は最低です。いずれ死ぬことになっています。
加えて犯罪や不正の犠牲者となる人々もいます。
それらの不都合は神が意図したのでも望んでいるのでもありません。
人々が苦しむ悪の存在を神は大いなる辛抱を働かせて耐えねばならない状況にありますが、神は既に人類の救いを達成なさっておられ、すべてのものの回復に向かって事は進んでいます。ですから神は人々の苦しみに無関心ではありません。

悪霊からの攻撃であれ、犯罪であれ、偶然の事故であれ、さまざまな危機的な状況を奇跡的に切り抜けた人々の経験はいくらでもあります。そのような個人的な経験をした人たちは、心を神に向けているでしょう。

マタイ 7:9-11
9 実際,あなた方のうち自分の子からパンを求められるのはだれでしょうか―その人は石を渡したりはしないではありませんか。10 あるいは,[子]は魚を求めるかもしれません―その人は蛇を渡したりはしないではありませんか。11 それで,あなた方が,邪悪な者でありながら,自分の子供たちに良い贈り物を与えることを知っているのであれば,まして天におられるあなた方の父は,ご自分に求めている者に良いものを与えてくださるのです。

やがて、すべての人は神が意図された命を回復するでしょう。
サタンの愚行が招いた悪は取り除かれます。

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プロフィール



1972年にバプテスマを受けてクリスチャンになりました。

その後、エホバの証人として宣教活動を40年ほど行い、長老のときに「ものみの塔協会」の方針と異なる立場をとったために長老を削除されました。

長年のエホバの証人としての人生は「ものみの塔協会」の崇拝の様式とキリストの教えとの不調和を経験することになり、「ものみの塔協会」の始まりからの歴史をインターネットを用いて調査し、この団体がロスチャイルド資本によるシオニズム運動の器として始まったこと、宗教組織を利用したロスチャイルド資本の国際投資企業であること、小児性愛者の不適切な扱い、預言や教理上の破綻などの腐った実を知りました。

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