小児性愛者を保護しています。
ものみの塔協会の2人の証人の原則への向き合い方について考えてください。
オーストラリア王立委員会による聴聞が暴く「ものみの塔」協会の姿
先週の8/5(水)に終了したオーストラリアの王立委員会によって実施された7日間に及ぶものみの塔協会の児童保護方針の調査で取り上げられていた事例に基づいて推論しています。西オーストラリアの穀倉地帯にあるナロジン(Narrogin)会衆の女子児童BCBは、会衆の長老ビル・ニール(Bill Neill)から1980年代に性的な虐待を受けました。
彼女は、一人で地元の長老たち3人で構成する審理委員会において加害者の長老ビル・ニールと対峙しなければなりませんでした。
被害者の女の子が4人の男性の前で性的な虐待の詳細を語り、事を正すことは道理にかなったやり方でしょうか。
審理委員会の様子をBCBは次のように述べています。
加害者の長老ビル・ニールは挑戦的にわたしを見ていました。
わたしは、彼が起きたことをすべて告げることに挑戦しているように感じました。
不安で彼がしたすべてのことを告げることができませんでした。
まだビル・ニールから被害を受けているように思いました。
自分やビル・ニールに面倒なことが起きることを話すことをとても恐れました。
これでは、公正な裁きは不可能でしょう。
ものみの塔のインチキ裁判ごっこは極めて危険な遊びです。
エホバの証人の人間関係は厳格に規制を受けています。
エホバの証人たちは会衆以外の社会からある程度の距離を置くように細かい規則によりコントロールされています。
エホバの証人の審理委員会は、仲間の男子、女子、子供たちの生活のあらゆる側面を裁くために立てられた、会衆からではなく、上位から任命を受けてた男子グループ制度です、と王立委員会の弁護士のアンガス・ステュワート(Angus Stewart)氏は述べています。
エホバの証人たちは厳格に聖書の字句を守ろうとして、大切な憐れみ、公正、を無視します。その歩みは、イエスにより糾弾されたパリサイ人の歩みそのものです。
そのような律法主義的な見方のために、助けるべき人を助けず、むしろ処罰すべき人に不当な自由を与えています。
オーストラリアでは、そのような犠牲者のケースが1,006件もデータとして支部に残されています。この自覚のない犯罪の責任は重大です。アメリカや英国、その他世界中で2万件以上の同種のケースが報告され、ものみの塔協会の世界本部ブルックリンのサーバーにデータとして保管されています。
児童性的虐待の犠牲者を援助のないまま放置する憐れみや、思いやり、公正のひとかけらもない決定を平気で下す精神態度、およびそれを求める制度や方針は神からのものではありません。
道理に欠く「ものみの塔」の字句にこだわる聖書解釈
2人の証人による犯罪の確定。被害者を加害者と対面させる。
道理を必要とする現実の状況
児童性的虐待の犯行は被害者と加害者の間のみ犯される。
証拠の確定のために、他の証人を要求できない。
証拠の確定のためにできること
被害者の告発を真面目に調査すること。
真相の判断は、訓練を受けた専門家チームに期待できることであり、知識も訓練もないエホバの証人の長老たちが裁ける問題ではありません。それで当局に直ちに通報し問題の調査を開始すべきです。
児童虐待保護の専門家チームは、犯罪の起きる状況や、犯罪が児童に及ぼす精神的、身体的な影響をよく知っていて的確な判断を下すでしょう。
ものみの塔協会のインチキ審理委員会は、専門家チームの助けを得て子どもたちを救出する術を最初から潰してしまっています。
親も、長老たちも、子供から性的虐待の訴えを聞いたら、直ちに専門家の助けを求めて警察に通報すべきです。
なぜ、これほど明白な道理が分からないのでしょうか。
あなたのお子さんが病気になったらどうしますか。
会衆の長老たちに見てもらいますか。
そのようなバカな判断はしないでしょう。
長老は医者ではありません。助けられるはずがありません。
病気の人には医者が必要です。
複雑な病気であれば、専門医のチームが必要です。
児童性的虐待が生じると、その子の精神及び肉体は壊れます。
被害の兆候は子供の振る舞いや体に現れるでしょう。
それは強力な状況証拠です。
ですから、問題が発覚したら、直ちに専門家チームに相談すべきではありませんか。
ものみの塔のインチキ審理委員会の出る幕はないと思います。
ルカ 5:31
イエスは答えて彼らに言われた,「健康な人に医者は必要でなく,病んでいる人に[必要]なのです。
児童性的虐待の被害者は、専門家チームの精神的法的な助けを必要としています。
会衆の長老たちは必要とされる助けを備える能力がありません。
彼らができることは、直ちに助けが得られるように専門家チームを紹介することです。
マタイ 23:23
23 「偽善者なる書士とパリサイ人たち,あなた方は災いです! あなた方は,はっか・いのんど・クミンの十分の一を納めながら,律法のより重大な事柄,すなわち公正と憐れみと忠実を無視しているからです。これらこそ行なうべきことだったのです。
容疑を立証するための状況証拠
ものみの塔の聖書解釈は、時として過度に文字通りであり、現実世界の状況に合いません。例えば、児童虐待の被害者に対しては、「証人2人ルール」を不当に適用しているため、被害者を救済することなく放置します。モーセの律法は、犯行を立証するために二人の証人を必要としますが、それは、犯行を立証する二人の目撃証人がいなければ罪の確定はできないのでしょうか。
申命記 19:15
15 「人の犯すどんな罪の場合であれ,何かのとがまた罪に関しただ一人の証人が立ってこれを責めるべきではない。二人の証人の口または三人の証人の口によってその件は定められるべきである。
しかし、律法は犯罪を立証する状況証拠も認めています。
また、聖書そのものも目に見えないものを立証するために多くの状況証拠を用いています。
ローマ 1:20
20 というのは,[神]の見えない[特質],すなわち,そのとこしえの力と神性とは,造られた物を通して認められるので,世界の創造以来明らかに見えるからであり,それゆえに彼らは言い訳ができません。
原因と結果の原則は、問題を立証するのに役立つものとみなされるべきです。
もし、ある人が自分の家に盗品をたくさん持っていたら、その人は多分泥棒であり、自分の車にたくさんの麻薬を積んでいたら、その人は多分麻薬の売人であると判断できます。
イエスも自身の身元を証明するために状況証拠を用いました。
マタイ 11:2-6 2 しかし,牢屋の中でキリストの業について聞いたヨハネは,自分の弟子たちを使いとして送り,3 「あなたが来たるべき方なのですか。それとも,わたしたちはほかの方を待つべきでしょうか」と彼に言った。4 イエスは答えて彼らに言われた,「行って,あなた方が聞いたり見たりしている事柄をヨハネに報告しなさい。5 盲人は再び見,足なえの人は歩き回り,らい病の人は清められ,の聞こえなかった人は聞き,死人はよみがえらされ,貧しい人々には良いたよりが宣明されています。6 わたしにつまずきのもとを見いださない人は幸いです」。
ヨハネ 5:36
36 しかし,わたしにはヨハネがしたものより偉大な証しがあるのです。父がわたしに割り当てて成し遂げさせる業そのもの,わたしのしている業それ自体が,わたしについて,すなわち父がわたしを派遣されたことを証しするからです。
ヨハネ 10:37-38
37 もしわたしが父の業を行なっていないのであれば,わたしを信じてはなりません。38 しかしそれを行なっているのであれば,たとえわたしを信じないとしても,その業を信じなさい。
クリスチャンは、主張や言葉ではなく観察される証拠によって人を見分けるように勧められています。
マタイ 7:15-16
15 「羊の覆いを付けてあなた方のもとに来る偽預言者たちに警戒していなさい。内側では,彼らはむさぼり食うおおかみです。16 あなた方は,その実によって彼らを見分けるでしょう。
何かを立証するための状況証拠の多くの例を考慮すると、以下の「ものみの塔協会」の発言は誤りであり、状況証拠は、目撃者による口頭の証拠と同様に、問題を立証する方法の一つであることが分かります。
W98 6/15 pp28-29
Jehovah gave Israel an outstanding judicial system. In the case of an unsolved murder, the death was atoned for by sacrifice. There was no pressure to solve every crime at the risk of convicting an innocent person. No one could be convicted of murder purely on circumstantial or scientific evidence; at least two eyewitnesses were needed.
エホバはイスラエルに優れた司法制度を与えられました。未解決の殺人事件の場合、その死は犠牲によって贖われました。無実の人を有罪にする危険を冒してまで、すべての犯罪を解決しなければならないというプレッシャーはありませんでした。状況証拠や科学的証拠だけでは殺人罪は成立せず、少なくとも2人の目撃者が必要でした。
Jehovah gave Israel an outstanding judicial system. In the case of an unsolved murder, the death was atoned for by sacrifice. There was no pressure to solve every crime at the risk of convicting an innocent person. No one could be convicted of murder purely on circumstantial or scientific evidence; at least two eyewitnesses were needed.
エホバはイスラエルに優れた司法制度を与えられました。未解決の殺人事件の場合、その死は犠牲によって贖われました。無実の人を有罪にする危険を冒してまで、すべての犯罪を解決しなければならないというプレッシャーはありませんでした。状況証拠や科学的証拠だけでは殺人罪は成立せず、少なくとも2人の目撃者が必要でした。
■ ものみの塔が言うように、状況証拠だけで容疑者を有罪にすることはできないのでしょうか。
ソロモンが目撃者のいない殺人事件をどのように裁いたかを思い出してください。
赤ん坊をめぐって2人の女性が口論になりました。彼女たちは同じ家に住んでおり、それぞれ数日違いで息子を出産していました。赤ん坊の一人が死亡し、それぞれの女性が生きている赤ん坊の母親であると主張していました。事件の目撃者はいません。この裁判はおそらく下級裁判所で審理され、解決には至らなかったため、この争いはイスラエルの王ソロモンに持ち込まれました。彼は真実を明らかにできるでしょうか?
女たちが言い争うのをしばらく聞いた後、ソロモンは剣を求めました。そして、確信に満ちた様子で、子供を二つに切り分け、半分をそれぞれの女に与えるように命じました。すぐに、本当の母親は、赤ん坊、つまり自分の大切な子供をもう一人の女性に渡すよう王に懇願しました。しかし、もう一人の女は、子供を二つに切り離すよう主張し続けました。その反応からソロモンは真実を確信しました。彼は母親の胎内の子に対する優しい思いやりを知っており、その知識に従ってこの争いに決着をつけました。ソロモンが本当の母親に赤ん坊を与え、こう言ったときの母親の安堵を想像してみてください。 「彼女が本当の母親です。」- 1列王 3:16-27
ソロモンは、人間の本性に起因する状況証拠で問題を解決した。
目撃者がいない犯罪のケースを扱うことができない「ものみの塔」の司法制度は、彼らが聖書も神も知らないことの証拠であり、羊を危害から守るものではありません。
また、ものみの塔協会は、重大な犯罪を組織内に隠蔽し、外部に必要な助けを求めることもせず、犯罪の再発の危険な状況を放置し、犠牲者を増やしたことについて裁かれるべきです。
マリーバ会衆の例
王立委員会で取り上げられた別の会衆はクインーズランド(Queensland)のはるか北に位置するマリーバ(Mareeba)会衆です。その会衆では、長老の父親が娘に性的虐待をしました。
被害者の10代のBCGは、ナロジン会衆の被害者のBCBと同じように人権を踏みにじられました。
BCGは母親に問題を打ち明けました。
すると、驚くべきことに母親は、父親が彼女の姉妹たちにも何かしたと思うと答えました。
それでBCGは他の姉妹たちに尋ね、結局父親は4人の娘すべてに性的虐待を加えていたことが分かりました。
BCGは、加害者の自分の父親を含む、会衆の3人の長老たちの審理委員会の前で出来事を話す必要がありました。
BCGは次のように語っています。
会衆の3人の長老たちは父親の友人たちでした。わたしは、起きたことを彼らに話すことを大変嫌に思いました。彼らが直接聞いてこない限り、起きたことの詳細は語りませんでした。
1989年の審理委員会の数カ月後、わたしは自殺を図りました。わたしは周囲の人々の中傷や村八分の裁きに耐えられませんでした。わたしは穴を掘って死にたいと思いました。
結局父親は排斥され、わずか数年で復帰しますが、被害者のBCGには何の相談もありませんでした。1992年の11月頃父親はマリーバ会衆に復帰し会衆の成員に歓迎されますが、最終的に有罪判決を受け3年の刑期に服しました。
ナロジン会衆の被害者BCB、マリーバ会衆の被害者BCGの訴えを真剣に考慮し助けを備えたのは、本来そうすべき彼らの会衆の長老たちでも、ものみの塔協会でもなく、エホバの証人たちが警戒すべきものとみなしている、いわゆるこの世の王立委員会でした。
多くの児童虐待の被害者たちは、警察当局や裁判所が任命した世話人の助けにより、エホバの証人の非聖書的な見方や方針が生み出した耐え難い試練を乗り越え法的な勝利により自尊心の回復を得ています。
この種の問題による心の傷は、公正が満たされない限り癒えることはありえません。
公正の回復の約束
人類の悲哀の大半は利己的に振る舞う者による不公正に起因しています。神がキリストの王国を備えたのは、侮られた公正を回復し、各々にそのわざに応じて報いるためです。
伝道 3:16-17
16 そして,わたしはさらに日の下で,公正の場に邪悪があり,義の場に邪悪があるのを見た。17 わたしは心の中で自ら言った,「[まことの]神は義なる者をも邪悪な者をも共に裁かれる。そこにはすべての事に,またすべての業に関して時があるからである」と。
伝道 4:1
1 そして,わたしは日の下で行なわれているすべての虐げの行為を見ようとして自ら引き返した。すると,見よ,虐げられている者たちの涙がある。しかし,彼らには慰めてくれる者がいなかった。彼らを虐げる者たちの側には力があった。それで彼らには慰めてくれる者がいなかったのである。
使徒 17:30-31
30 確かに,神はそうした無知の時代を見過ごしてこられはしましたが,今では,どこにおいてもすべての者が悔い改めるべきことを人類に告げておられます。31 なぜなら,ご自分が任命したひとりの人によって人の住む地を義をもって裁くために日を定め,彼を死人の中から復活させてすべての人に保証をお与えになったからです」。
コリント第二 5:10
10 わたしたちは皆キリストの裁きの座の前で明らかにされなければならないからです。こうして各人は,それが良いものであれ,いとうべきものであれ,自分が行なってきたことにしたがい,その体で行なった事柄に対する自分の報いを得るのです。
キリストの王国支配の下で、すべての人は公正の神が存在することを知るでしょう。
ものみの塔聖書冊子協会はキリストの王国と何の関係もありません。
それは、王国の子たちの会衆ではありません。
それは、王国や聖書を用いて商売を営む国際宗教企業です。
エホバの証人の社会的な孤立性、道理を外れた聖句の字句にこだわる態度や方針は、児童性的虐待犯罪の下地をつくり、被害者の救出を支援するどころか、真反対にトラウマ(trauma 心的外傷、深い心の傷)を増強するものとなっています。
全世界の2万人を超える数の被害者のことを考えると、ものみの塔聖書冊子協会の聖書解釈や組織の運営方針がクリスチャンのものでないことは明らかです。
心あるエホバの証人の兄弟姉妹の皆さん、
神の名をかたるインチキ組織ではなく、聖書の真理に従ってください。
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