神を否定するサタンの世の2大要素
- 野獣(国家権力)
- 大いなるバビロン(宗教権力)
特に宗教権力は、神のしもべたちの血の復讐を受ける。
啓示 6:10, 8:3-6, 16:6-7, 18:20, 24
サタンから権力を付与された国家権力は、再来するキリストと戦い滅ぼされる。
啓示 13:2, 16:14, 19:11-21
世界戦争、食料不足、疫病は、国家と宗教が捏造しており、それにより人類の1/4が殺される災いとなる。
啓示 6:1-4
国家権力は、王国の子たちと戦い王国の子たちを殺します。王国の子たちは、イエスと同じように罪のない死により征服者となり、天に復活しキリストの天軍に加わりサタンの世を打ち砕く業にあずかります。
啓示 2:10, 26-27, 11:7, 11-12, 13:7, 10, 14:12-13
啓示に書かれてある人類の明るい将来は、西暦1世紀にイエス・キリストが罪のない死によりサタンを征服したことにより可能となりました。
啓示 5:5, 21:1-4
王国の子たちは、キリストとともに王国及び祭司として人類(アダムの子たち)を裁く業にあずかります。
啓示 1:6, 5:10, 20:4-6
王国の子たちの7つの会衆へ
1章1 イエス・キリストによる啓示,これは, ほどなくして必ず起きる事柄をご自分の奴隷たちに示すため, 神が彼にお与えになったものである。そして, [イエス]は自分のみ使いを送り, その[み使い]を通して, しるしにより[それを]自分の奴隷ヨハネに示したのである。2 [ヨハネ]は, 神の語られた言葉と, イエス・キリストの行なった証し, すなわち自分の見たことすべてについて証しした。3 この預言の言葉を朗読する者, またそれを聞き, その中に書かれている事柄を守り行なう者たちは幸いである。定められた時が近いからである。
4 ヨハネから, アジア[地区]にある七つの会衆へ: あなた方に, 「今おられ, かつておられ, これから来られる方」からの, またそのみ座の前にある七つの霊からの, 5 そして, 「忠実な証人」, 「死人の中からの初子」, 「地の王たちの支配者」であるイエス・キリストからの過分のご親切と平和がありますように。 わたしたちを愛しておられ, ご自身の血によってわたしたちを罪から解いてくださった方に― 6 そしてこの方はわたしたちを, ご自分の神また父に対して王国とし, 祭司としてくださったのである―実にこの方にこそ, 栄光と偉力が永久にありますように。アーメン。 7 見よ, 彼は雲と共に来る。そして, すべての目は彼を見るであろう。彼を刺し通した者たちも[見る]。また, 地のすべての部族は彼のゆえに悲嘆して身を打ちたたくであろう。しかり, アーメン。
8 YHWH (エホバ神)はこう言われる。「わたしはアルファであり, オメガである。今おり, かつており, これから来る者, 全能者である」。
9 あなた方の兄弟であり, イエスと共になって患難と王国と忍耐をあなた方と分け合う者であるわたしヨハネは, 神について語り, イエスについて証ししたために, パトモスと呼ばれる島に来ることになった。10 わたしは霊感によって主の日に来ており, ラッパの[音]のような強い声がわたしの後ろでこう言うのを聞いた。11 「あなたが見ることを巻き物に書き, それを, エフェソス, スミルナ, ペルガモン, テアテラ, サルデス, フィラデルフィア, ラオデキアにある, 七つの会衆に送りなさい」。
12 そこでわたしは, わたしと話している声[のほう]を見ようとして振り向いた。そして, 振り向いたわたしは, 七つの黄金の燭台を見た。13 また, それらの燭台の真ん中に, 人の子のような者が, 足まで届く衣をまとい, 胸に黄金の帯を締めて[立っているのを見た]。14 しかも, その頭と髪の毛は白い羊毛のように, また雪のように白く, その目は火の炎のようであった。15 そして, その足は, 炉の中で白熱しているときの純良な銅に似ていた。また, その声は多くの水の音のようであった。16 そして, 右の手に七つの星を持ち, その口からは鋭くて長いもろ刃の剣が突き出ており, その容ぼうは力いっぱいに輝くときの太陽のようであった。
17 それで, 彼を見た時, わたしは死んだようになってその足もとに倒れた。 すると彼は右手をわたしの上に置いて, こう言った。「恐れてはいけない。わたしは最初であり最後であり, 18 また, 生きている者である。わたしは死んだが, 見よ, 限りなく永久に生きており, 死とハデスのかぎを持っている。19 それゆえ, あなたの見たこと, そして, 今あることと, この後に起きることとを書き留めなさい。20 あなたがわたしの右手にあるのを見た七つの星と, 七つの黄金の燭台とに関する神聖な奥義について言えば, 七つの星は七つの会衆の使いたちを表わし, 七つの燭台は七つの会衆を表わしている。
エフェソス
2章1 「エフェソスにある会衆の使いに書き送りなさい。右手に七つの星をつかむ者, 七つの黄金の燭台の真ん中を歩く者がこう言う。2 『わたしはあなたの行ないを知っている。また, あなたの労苦と忍耐を, そしてあなたが悪人たちに耐えることができず, 使徒であると言いはするが[実は]そうでない者たちを試して, それが偽り者であるのを見いだしたことを[知っている]。3 またあなた方は忍耐を示しており, わたしの名のために耐えてきた。そしてうみ疲れたことがない。4 とはいえ, わたしにはあなたを責めるべき[こと]がある。それは, あなたが, 最初に抱いていた愛を離れたことである。 5 「『それゆえ, 自分が何から落ちたかを思い出し, 悔い改めて以前の行ないをしなさい。もしそうしないなら, わたしはあなたのところに来て, あなたの燭台をその場所から取り除く。あなたが悔い改めなければ[そのようにする]。6 しかし, あなたにはこの点がある。すなわち, ニコラオ派の行ないを憎んでいることである。わたしもこれを憎む。7 耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい: 征服する者に, わたしは, 神のパラダイスにある命の木から食べることを許そう』。
スミルナ
8 「また, スミルナにある会衆の使いにこう書き送りなさい。『最初であり, 最後である者』, 死んで, 生き[返った]者がこのように言う。9 『わたしはあなたの患難と貧しさを知っている―しかしあなたは富んでいるのである―また, 自分はユダヤ人であると言いながら, [実は]そうではなく, むしろサタンの会堂[に属する]者たちによる冒とくを[知っている]。10 あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはならない。見よ, 悪魔はあなた方のうちのある者たちを次々に獄に入れるであろう。それは, あなた方が十分に試されるため, また十日のあいだ患難に遭うためである。忠実であることを死に至るまでも示しなさい。そうすれば, 命の冠をあなたに与えよう。11 耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい: 征服する者は決して第二の死に損なわれることがない』。ペルガモン
12 「また, ペルガモンにある会衆の使いにこう書き送りなさい。鋭くて長いもろ刃の剣を持つ者がこう言う。13 『わたしはあなたが住んでいる所を知っている。それはサタンの座のある所である。それでもあなたはわたしの名をしっかり守りつづけており, あなた方の傍ら, サタンの住むところで殺された, わたしの証人, また忠実な者であるアンテパスの日にも, わたしに対する信仰を否定しなかった。 14 「『とはいえ, わたしには, あなたを責めるべきことが幾つかある。すなわち, あなたのところにはバラムの教えを堅く守っている者たちがいる。彼はバラクを教えて, つまずきのもとをイスラエルの子らの前に置かせ, 偶像に犠牲としてささげられた物を食べさせ, また淫行を犯させた。15 あなたのところには, 同じようにニコラオ派の教えを堅く守る者たちもいる。16 それゆえ, 悔い改めなさい。そうしないなら, わたしは速やかにあなたのところに行き, わたしの口の長い剣で彼らと戦うであろう。 17 「『耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい: 征服する者には, 隠されているマナの幾らかを与えよう。また, 白い小石を与えよう。その小石には, それを受ける者以外にはだれも知らない新しい名が書かれている』。テアテラ
18 「また, テアテラにある会衆の使いにこう書き送りなさい。火の炎のような目を持ち, 足は純良な銅のような者である, 神の子がこう言う。19 『わたしは, あなたの行ない, また, あなたの愛と信仰と奉仕と忍耐を, そして, あなたの最近の行ないが以前のものより多いことを知っている。 20 「『とはいえ, わたしにはあなたを責めるべき[こと]がある。あなたがかの女イゼベルを容認していることである。彼女は自ら女預言者と称し, わたしの奴隷たちを教えて惑わし, 淫行を犯させ, 偶像に犠牲としてささげられた物を食べさせる。21 そして, わたしは悔い改めの時間を与えたが, 彼女は自分の淫行を悔い改めようとはしない。22 見よ, わたしは彼女を病の床に投げ込む。また, 彼女と姦淫を犯している者たちが彼女の行ないについて悔い改めないなら, その者たちを大患難に[投げ込む]。23 そして, 彼女の子供たちをわたしは死の災厄で殺す。それによってすべての会衆は, わたしが腎と心を探る者であることを知るであろう。そしてわたしは, あなた方一人一人にその行ないにしたがって与えよう。 24 「『しかしわたしは, テアテラにいるあなた方のうちのほかの者, すなわち, この教えを持たない者すべて, 彼らの言う「サタンの奥深い事柄」を知るようにならなかった者たちに言う: わたしはこれ以外の重荷をあなた方に負わせない。25 それにしても, あなた方が持っているものを, わたしが行くまでしっかり守りなさい。26 そして, 征服する者, わたしの行ないを終わりまで守り通す者には, わたしは諸国民に対する権威を与え, 27 その者は鉄の杖で民を牧し, 彼らは粘土の器のように打ち砕かれるであろう。それは, わたしが自分の父から受けたのと同様であり, 28 わたしはその者に明けの星を与える。29 耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい』。サルデス
3章1 「また, サルデスにある会衆の使いにこう書き送りなさい。神の七つの霊と, 七つの星を持つ者がこのように言う。『わたしはあなたの行ないを知っている。あなたは生きているとの名を持ってはいるが, [実は]死んでいるのである。2 油断なく見張っていなさい。今にも死ぬ状態にあった残りのものを強めなさい。わたしは, あなたの行ないがわたしの神の前で十分になされたのを見ていないからである。3 それゆえ, あなたがどのように受けてきたか, またどのように聞いたかを思いにとどめ, [それを]守りつづけ, そして悔い改めなさい。あなたが目ざめないなら, 必ずわたしは盗人のように来る。そしてあなたは, わたしがどの時刻にあなたのもとに来るかを全く知らないであろう。
4 「『とはいえ, サルデスのあなたのところには, 自分の外衣を汚さなかった少数の名があるにはある。彼らは白い[外衣]を着てわたしと共に歩くであろう。[それに]ふさわしい者だからである。5 征服する者はこのようにして白い外衣で身を装うのである。そしてわたしは彼の名を命の書から決して塗り消さず, わたしの父の前またそのみ使いたちの前で彼の名を認める。6 耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい』。
フィラデルフィア
7 「また, フィラデルフィアにある会衆の使いにこう書き送りなさい。聖なる者, 真実な者, ダビデのかぎを持つ者, 開けてだれも閉じないようにし, 閉じてだれも開けないようにする者がこのように言う。8 『わたしはあなたの行ないを知っている―見よ, わたしはあなたの前に開かれた戸を置いた。それはだれも閉じることができない―すなわち, あなたには少しの力があり, わたしの言葉を守って, わたしの名に不実な者とはならなかった。9 見よ, わたしは, ユダヤ人であると言いながら[実は]そうではなく, 偽りを語る, サタンの会堂の者たちを与える―見よ, わたしは彼らを来させてあなたの足もとに敬意をささげさせ, わたしがあなたを愛したことを悟らせる。10 あなたがわたしの忍耐に関する言葉を守ったので, わたしもあなたを, 地に住む者たちを試みるため人の住む地全体に臨もうとしている試みの時から守る。11 わたしは速やかに来る。自分が持っているものをしっかり守りつづけ, あなたの冠をだれにも取られないようにしなさい。 12 「『征服する者―わたしはその者をわたしの神の神殿の中の柱とし, 彼はもはや[そこから]決して出ないであろう。そしてわたしは, わたしの神の名と, わたしの神の都市, すなわち天のわたしの神のもとから下る新しいエルサレムの名と, わたしの新しい名とをその者の上に書く。13 耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい』。ラオデキア
14 「また, ラオデキアにある会衆の使いにこう書き送りなさい。アーメンなる者, 忠実で真実な証人, 神による創造の初めである者がこのように言う。15 『わたしはあなたの行ないを知っている。あなたは冷たくも熱くもない。わたしは, あなたが冷たいか熱いかのどちらかであってくれればと思う。16 このように, あなたがなまぬるく, 熱くも冷たくもないので, わたしはあなたを口から吐き出そうとしている。17 あなたは, 「わたしは富んでおり, 富を得たのだから, 何一つ必要なものはない」と言いながら, 自分が惨めで, 哀れで, 貧しく, 盲目で, 裸であることを知らない。だから, 18 わたしはあなたが, 富んだ者となるために火で精錬された金を, また, 身にまとってあなたの裸の恥が現われないようにするために白い外衣を, そして見えるようになるため自分の目に塗る目薬をわたしから買うように忠告する。 19 「『すべてわたしが愛情を抱く者を, わたしは戒め, また懲らしめる。それゆえ, 熱心になり, そして悔い改めなさい。20 見よ, わたしは戸口に立ってたたいている。わたしの声を聞いて戸を開けるなら, わたしはその者の[家]に入って彼と, そして彼はわたしと晩さんを共にするであろう。21 征服する者には, わたしと共にわたしの座に座することを許そう。わたしが征服して, わたしの父と共にその座に座したのと同様である。22 耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい』」。7つの封印で封印された巻物
4章1 これらのことの後, わたしが見ると, 見よ, 開かれた戸が天にあった。そして, わたしが聞いた最初の声はラッパのようであり, [その声が]わたしと話して, 「ここに上って来なさい。必ず起きることをあなたに示そう」と言った。2 これらのことの後, わたしはすぐに霊[の力]の中に入った。すると, 見よ, 天にひとつの座が据えてあり, そのみ座に座っておられる方がいる。3 そして, 座っておられる方は, 見たところ碧玉, また赤色の宝石のようであり, み座の周りには, 見たところエメラルドのような虹が[ある]。 4 そして, み座の周りには二十四の座が[あり], それらの座には, 24人の長老が, 白い外衣をまとい, 頭に黄金の冠を頂いて座っているのが[見えた]。5 そして, み座からは, 稲妻と声と雷が出ている。また, 火のともしび七つがみ座の前で燃えており, それらは神の七つの霊を表わしている。6 また, み座の前には, 水晶に似たガラスのような海があるかのようである。 そして, み座の真ん中とみ座の周りには, 前にも後ろにも目がいっぱいある四つの生き物が[いる]。7 そして, 第一の生き物はライオンに似ており, 第二の生き物は若い雄牛に似ており, 第三の生き物には人間のような顔があり, 第四の生き物は飛んでいる鷲に似ている。8 また, その四つの生き物は, その各々にそれぞれ六つの翼があり, 周りも下側も目でいっぱいである。そして彼らは昼も夜も休むことなくこう言う。「聖なるかな, 聖なるかな, 聖なるかな, 全能者なる YHWH (エホバ神), かつておられ, 今おられ, これから来られる方」。 9 そして, それらの生き物が, み座に座っておられる方, 限りなく永久に生きておられるその方に, 栄光と誉れと感謝をささげるごとに, 10 24人の長老は, み座に座っておられる方の前にひれ伏し, 限りなく永久に生きておられる方を崇拝する。そして自分たちの冠をみ座の前に投げ出して, こう言う。11 「YHWH (エホバ), わたしたちの神よ, あなたは栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方です。あなたはすべてのものを創造し, あなたのご意志によって[すべてのもの]は存在し, 創造されたからです」。
5章
1 それからわたしは, み座に座っておられる方の右手に, 内部にも裏側にも書き込まれた巻き物があるのを見た。それは七つの封印で堅く封印されていた。2 そしてわたしは, ひとりの強いみ使いが, 「巻き物を開いて, その封印を解くにふさわしい者はだれか」と大声でふれ告げているのを見た。3 しかし, 天にも地にもまた地の下にも, 巻き物を開きあるいはその中を見ることのできる者はひとりもいなかった。4 それで, 巻き物を開きあるいはその中を見るにふさわしい者が見いだされなかったので, わたしは激しく泣きだした。5 しかし長老の一人がわたしにこう言う。「泣くのをやめなさい。見よ, ユダ族の者であるライオン, ダビデの根が征服を遂げたので, 巻き物とその七つの封印を開くことができる」。 6 するとわたしは, み座と四つの生き物との真ん中に, また長老たちの真ん中に, ほふられたかのような子羊が立っているのを見た。それには七つの角と七つの目があり, その[目]は, 全地に送り出された神の七つの霊を表わしている。
7 そして彼は行って, み座に座っておられる方の右手から[それを]すぐに受け取った。8 そして彼が巻き物を受け取った時, 四つの生き物と24人の長老は子羊の前にひれ伏した。彼らは各々たて琴と, 香を満たした黄金の鉢とを持っていた。その[香]は聖なる者たちの祈りを表わしている。
9 そして彼らは新しい歌を歌って言う,
「あなたは巻き物を受け取ってその封印を開くにふさわしい方です。あなたはほふられ, 自分の血をもって, あらゆる部族と国語と民と国民の中から神のために人々を買い取ったからです。10 そして, 彼らをわたしたちの神に対して王国また祭司とし, 彼らは地に対し王として支配するのです」。
11 それから, わたしが見ると, み座と生き物と長老たちの周りにいる多くのみ使いたちの声が聞こえた。彼らの数は数万の数万倍, 数千の数千倍であり, 12 大声でこう言った。「ほふられた子羊は, 力と富と知恵と強さと誉れと栄光と祝福を受けるにふさわしい方です」。 13 そして, 天と地と地の下と海の上とにいるあらゆる被造物, およびそこにあるすべてのものがこう言うのが聞こえた。「み座に座しておられる方と子羊とに, 祝福と誉れと栄光と偉力が限りなく永久にありますように」。14 すると, 四つの生き物は「アーメン!」と言い, 長老たちはひれ伏して崇拝した。
第1~第6の封印
6章1 そして, 子羊が七つの封印の一つを開いた時にわたしが見ると, 四つの生き物の一つが雷のような声で, 「来なさい!」と言うのが聞こえた。2 そして, 見ると, 見よ, 白い馬が[いた]。それに乗っている者は弓を持っていた。そして, 彼に冠が与えられ, 彼は征服しに, また征服を完了するために出て行った。
3 また, 彼が第二の封印を開いた時, わたしは, 第二の生き物が, 「来なさい!」と言うのを聞いた。4 すると, 別の, 火のような色の馬が出て来た。そして, それに乗っている者には, 人々がむざんな殺し合いをするよう地から平和を取り去ることが許された。そして大きな剣が彼に与えられた。
5 また, 彼が第三の封印を開いた時, わたしは, 第三の生き物が, 「来なさい!」と言うのを聞いた。そして, 見ると, 見よ, 黒い馬が[いた]。それに乗っている者は手にはかりを持っていた。6 そしてわたしは, 四つの生き物の真ん中[から出る]かのような声が, 「小麦一リットルは一デナリ, 大麦三リットルは一デナリ。オリーブ油とぶどう酒を損なうな」と言うのを聞いた。
7 また, 彼が第四の封印を開いた時, わたしは, 第四の生き物の声が, 「来なさい!」と言うのを聞いた。8 そして, 見ると, 見よ, 青ざめた馬が[いた]。それに乗っている者には“死”という名があった。そして, ハデスが彼のすぐあとに従っていた。そして, 地の四分の一に対する権威が彼らに与えられた。長い剣と食糧不足と死の災厄をもって, また地の野獣によって[それを]殺すためである。
9 また, 彼が第五の封印を開いた時, わたしは, 神の言葉のために, またその行なっていた証しの業のためにほふられた者たちの魂が祭壇の下にいるのを見た。10 そして, 彼らは大声で叫んで言った, 「聖にして真実な, 主権者なる主よ, あなたはいつまで裁きを控え, 地に住む者たちに対するわたしたちの血の復しゅうを[控えて]おられるのでしょうか」。11 すると, 白くて長い衣がその一人一人に与えられた。そして彼らは, 自分たちが[殺された]と同じように殺されようとしている仲間の奴隷また兄弟たちの数も満ちるまで, あとしばらく休むように告げられた。
12 また, 彼が第六の封印を開いた時に見ると, 大きな地震が起こった。そして, 太陽は毛の粗布のように黒くなり, 月は全体が血のようになった。13 そして, いちじくの木が激しい風に揺り動かされてその熟していない実を投げ落とす時のように, 天の星が地に落ちた。14 また, 巻き上げられてゆく巻き物のように天が去ってゆき, すべての山と島がその場所から取り除かれた。15 そして, 地の王たち, 高位の者たち, 軍司令官たち, 富んだ者, 強い者, すべての奴隷また自由人は, ほら穴や山の岩塊の間に身を隠した。16 そして山と岩塊とにこう言いつづける。「わたしたちの上に倒れかかれ。そしてみ座に座っておられる方の顔から, また子羊の憤りからわたしたちを隠してくれ。17 彼らの憤りの大いなる日が来たからだ。だれが立ちえようか」。
7章
1 この後わたしは, 四人のみ使いが地の四隅に立ち, 地の四方の風をしっかり押さえて, 地にも海にも, またどの木にも風が吹かないようにしているのを見た。2 また, 別のみ使いが日の昇る[方角]から, 生ける神の証印を携えて上って行くのを見た。彼は, 地と海を損なうことを許された四人のみ使いに大声で叫んで 3 こう言った。「わたしたちが, わたしたちの神の奴隷たちの額に証印を押してしまうまでは, 地も海も木も損なってはならない」。 4 そしてわたしは, 証印を押された者たちの数を聞いたが, それは144,000であり, イスラエルの子らのすべての部族の者たちが証印を押された。
5 ユダの部族の中から12,000人が証印を押され,
ルベンの部族の中から12,000人,
ガドの部族の中から12,000人,
6 アシェルの部族の中から12,000人,
ナフタリの部族の中から12,000人,
マナセの部族の中から12,000人,
7 シメオンの部族の中から12,000人,
レビの部族の中から12,000人,
イッサカルの部族の中から12,000人,
8 ゼブルンの部族の中から12,000人,
ヨセフの部族の中から12,000人,
ベニヤミンの部族の中から12,000人が証印を押された。
9 これらのことの後, わたしが見ると, 見よ, すべての国民と部族と民と国語の中から来た, だれも数えつくすことのできない大群衆が, 白くて長い衣を着て, み座の前と子羊の前に立っていた。彼らの手には, やしの枝があった。10 そして大声でこう叫びつづける。「救いは, み座に座っておられるわたしたちの神と, 子羊とに[よります]」。
11 そして, すべてのみ使いたちは, み座と長老たちと四つの生き物の周りに立っていたが, 彼らはみ座の前にひれ伏し, 神を崇拝して 12 こう言った。「アーメン! 祝福と栄光と知恵と感謝と誉れと力と強さが, わたしたちの神に限りなく永久に[ありますように]。アーメン」。
13 すると, 長老の一人がこれに応じてわたしに言った, 「白くて長い衣を着たこれらの者, これはだれか, またどこから来たのか」。14 それでわたしはすぐ彼に言った, 「わたしの主よ, あなたが知っておられます」。すると彼はわたしに言った, 「これは大患難から出て来る者たちで, そして彼らは自分の長い衣を子羊の血で洗って白くした。15 それゆえに神のみ座の前にいるのである。そして, その神殿で昼も夜も[神]に神聖な奉仕をささげている。また, み座に座っておられる方は彼らの上にご自分の天幕を広げられるであろう。16 彼らはもはや飢えることも渇くこともなく, 太陽が彼らの上に照りつけることも, どんな炎熱に[冒されること]もない。17 み座の真ん中におられる子羊が, 彼らを牧し, 命の水の泉に彼らを導かれるからである。そして神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去られるであろう」。
第7の封印
8章1 また, 彼が第七の封印を開いた時, 約半時間のあいだ天に静寂が起こった。2 そしてわたしは, 神の前に立つ七人のみ使いを見た。そして, 七つのラッパが彼らに与えられた。 3 それから, 別のみ使いが到着して祭壇のところに立った。黄金の香炉を携えていた。そして, み座の前にある黄金の祭壇の上ですべての聖なる者たちの祈りと共にささげるため, 多量の香が彼に与えられた。4 そして, 香の煙が, 聖なる者たちの祈りと共に, そのみ使いの手から神のみ前に上った。5 しかし, み使いはすぐに香炉を取り, それに祭壇の火をいくらか満たして地に投げつけた。すると, 雷が生じ, 声と稲妻と地震が[起こった]。6 そして, 七つのラッパを持つ七人のみ使いがそれを吹く準備をした。
第1~第4のラッパ
7 そして, 第一の者がラッパを吹いた。すると, 血の混じった, 雹と火が生じ, それが地に投げつけられた。すると, 地の三分の一が焼きつくされ, 樹木の三分の一が焼きつくされ, 緑の草木のすべてが焼きつくされた。8 また, 第二のみ使いがラッパを吹いた。すると, 火で燃える大きな山のようなものが海に投げ込まれた。すると, 海の三分の一が血になった。9 そして, 海にいる, 魂を持つ被造物の三分の一が死に, 船の三分の一が難破した。
10 また, 第三のみ使いがラッパを吹いた。すると, ともしびのように燃える大きな星が天から落ちた。それは川の三分の一と水のわき出るところとに落ちた。11 そして, その星の名は“苦よもぎ”という。すると, 水の三分の一は苦よもぎに変わり, 多くの人がその水のために死んだ。それが苦くされたためである。
12 また, 第四のみ使いがラッパを吹いた。すると, 太陽の三分の一が強打され, 月の三分の一と星の三分の一が[強打された]。それは, それらの三分の一が暗くされ, 昼がその三分の一にわたって光明を持たず, 夜も同じようになるためであった。
13 またわたしが見ると, 中天を飛ぶ一羽の鷲が大声でこう言うのが聞こえた。「災い, 災い, 災い, 地に住む者たちには災いだ! ラッパを吹こうとしている三人のみ使いの吹き鳴らす残りのラッパの音のゆえに」。
第5~第7のラッパ
第一の災い9章
1 また, 第五のみ使いがラッパを吹いた。すると, わたしは天から地に落ちた星を見た。底知れぬ深みの坑のかぎが彼に与えられた。2 そして, 彼が底知れぬ深みの坑を開けると, 大きな炉の煙のような煙がその坑から立ち上り, その坑の煙によって太陽が, また空気が暗くなった。3 そして, その煙の中からいなごが地上に出て来た。それらには権威が与えられた。地のさそりが持つのと同じ権威である。4 そして, 地の草木を, またどんな緑のものも, どんな樹木も[損なわないように], ただ, 額に神の証印のない人々だけを損なうようにと告げられた。 5 そして, その[いなご]には, 彼らを殺すことではなく, 彼らを五か月のあいだ責め苦に遭わせることが許された。彼らに加えられるその責め苦は, さそりが人を襲うときの責め苦のようであった。6 その日には, 人々は死を求めるが, 決してそれを見いだせないであろう。また, 死にたいと思っても, 死は彼らから逃げてゆく。 7 そして, いなごの姿は戦闘の備えをした馬に似ていた。頭の上には金のような冠と思えるものが[あり], 顔は人間の顔のようであったが, 8 女の髪のような髪の毛があった。そして, 歯はライオンの[歯]のようであり, 9 また, 鉄の胸当てのような胸当てを着けていた。そして, 彼らの翼の音は, 多くの馬に引かれる兵車が戦闘に走り行く音のようで[あった]。10 また, 彼らには尾と, さそりに似た針とがあり, その尾に, 人を五か月のあいだ痛める彼らの権威がある。11 彼らの上には王がいる。すなわち, 底知れぬ深みの使いである。ヘブライ語で彼の名はアバドンであり, ギリシャ語では, アポルオン(破壊する者)という名がある。 12 一つの災いが過ぎた。見よ, これらのことの後なお二つの災いが来る。
第2の災い
13 そして, 第六のみ使いがラッパを吹いた。すると, 神の前にある黄金の祭壇の角の間から出る一つの声が, 14 ラッパを持つ第六のみ使いにこう言うのが聞こえた。「大川ユーフラテスのところにつながれている四人のみ使いをほどきなさい」。15 すると, その四人のみ使いがほどかれた。彼らは, 人々の三分の一を殺すため, その時刻と日と月と年のために用意されていたのである。
16 そして, 騎兵隊の数は万の二万倍(2億)であった。わたしは彼らの数を聞いた。17 そして, わたしが幻の中で見た馬と, それに乗っている者たちの様子はこうであった。彼らは, 火のような赤と, ヒヤシンスのような青と, 硫黄のような黄色の胸当てを着けていた。馬の頭はライオンの頭のようであり, その口からは火と煙と硫黄が出ていた。18 これら三つの災厄によって人々の三分の一が殺された。その口から出た火と煙と硫黄のためである。19 これらの馬の権威はその口とその尾にあるからである。その尾は蛇に似ていて頭があり, それによって損なうのである。
20 しかし, これらの災厄によって殺されなかった残りの人々は自分の手の業を悔い改めず, 悪霊たち, また金・銀・銅・石・木でできた, 見ることも聞くことも歩くこともできない偶像に対する崇拝をやめようとはしなかった。21 また, 殺人, 心霊術的な行ない, 淫行, 盗みをも悔い改めなかった。
10章
1 それから, わたしは別の強いみ使いが天から下って来るのを見た。雲で身を装い, 頭の上には虹があり, 顔は太陽のようで, 足は火の柱のようであり, 2 手には開かれた小さな巻き物を持っていた。そして, 右足を海の上に据え, 左[足]は地の上に据えて, 3 ライオンがほえるときのような大声で叫んだ。そして, 彼が叫んだ時, 七つの雷がその声を発した。 4 さて, 七つの雷が話した時, わたしは今にも書き記すところであった。しかし, 天から出る声が, 「七つの雷が話したことをかたく封じ, それを書き留めてはならない」と言うのが聞こえた。5 そして, 海と地の上に立っているのをわたしが見たみ使いは, 右手を天に上げ, 6 限りなく永久に生きておられ, 天とその中にあるもの, 地とその中にあるもの,
11章
1 それから, 杖のような一本の葦がわたしに与えられ, その際に彼はこう言った。「立って, 神の神殿[の聖なる所]と祭壇とそこで崇拝する者たちを測りなさい。2 しかし, 神殿[の聖なる所]の外側にある中庭は, これをまったくほって置き, そこを測ってはならない。それは諸国民に与えられているからである。彼らは聖なる都市を42か月のあいだ踏みにじるであろう。3 そしてわたしは, わたしの二人の証人に, 粗布を着て1, 260日のあいだ預言させる」。4 これらの者は, 二本のオリーブの木, また二つの燭台[によって象徴されて]おり, 地の主の前に立っている。 5 そして, 彼らを損なおうと思う者がいれば, 火が彼らの口から出て, その敵たちをむさぼり食う。彼らを損なおうと思うような者がいれば, その者はこのようにして殺されねばならないのである。6 彼らには, 天を閉ざして, その預言するあいだ雨を降らせないようにする権威があり, また, 水を制してそれを血に変え, あらゆる種類の災厄をもって何度でも望むだけ地を撃つ権威がある。 7 そして, 彼らが自分たちの証しを終えた時, 底知れぬ深みから上る野獣が彼らと戦い, 彼らを征服して殺すであろう。8 そして, 彼らの遺体は, 霊的な意味でソドムまたエジプトと呼ばれる大いなる都市の大通りに[置かれるで]あろう。彼らの主もそこで杭につけられたのである。9 そして, [もろもろの]民・部族・国語・国民から来た者たちは三日半の間その遺体を見るが, 遺体を墓の中に横たえることを許さない。10 また, 地に住む者たちは彼らのことで喜び, また楽しみ, 互いに贈り物を交わすであろう。これら二人の預言者は地に住む者たちを責め苦に遭わせたからである。 11 それから三日半の後, 神からの命の霊が彼らに入り, 彼らは自分の足で立ち上がった。そのため, 大いなる恐れが彼らを見ている者たちに臨んだ。12 そして彼らは, 天から出る大きな声が, 「ここに上って来なさい」と自分たちに言うのを聞いた。それで彼らは, 雲のうちにあって天へ上って行き, 敵たちは彼らを見た。13 そして, その時刻に大きな地震が起こり, その都市の十分の一が倒れた。また, 七千人の人がその地震によって殺され, そのほかの者たちは恐れ驚いて天の神に栄光を帰した。 14 第二の災いが過ぎた。見よ, 第三の災いが速やかに来る。
第3の災い
15 また, 第七のみ使いがラッパを吹いた。すると, 大きな声が天で起きてこう言った。「世の王国はわたしたちの主とそのキリストの王国となった。彼は限りなく永久に王として支配するであろう」。
16 すると, 神の前で自分の座に座っている24人の長老がひれ伏し, 神を崇拝して 17 こう言った。「今おられ, かつておられた方, 全能者なる YHWH (エホバ神), わたしたちはあなたに感謝します。あなたはご自分の大いなる力を執り, 王として支配を始められたからです。18 しかし, 諸国民は憤り, あなたご自身の憤りも到来しました。また, 死んだ者たちを裁き, 預言者なるあなたの奴隷たちと聖なる者たちに, そして, あなたのみ名を恐れる者たち, 小なる者にも大なる者にも[その]報いを与え, 地を破滅させている者たちを破滅に至らせる定められた時が[到来しました]」。
19 また, 天にある神の神殿[の聖なる所]が開かれ, [神]の契約の箱がその神殿[の聖なる所]の中に見えた。そして, 稲妻と声と雷と地震と大きな雹が生じた。
12章
1 また, 大きなしるしが天に見えた。それは太陽で身を装った女で, 月がその足の下にあり, 頭には12の星の冠があって, 2 彼女は妊娠していた。そして, 苦痛と子を産むもだえのために叫ぶ。 3 また, 別のしるしが天に見えた。見よ, 火のような色の大きな龍であって, 七つの頭と十本の角があり, その頭には七つの王冠があった。4 その尾は天の星の三分の一を引きずって, それを地に投げ落とした。そして龍は, 子を産もうとする女の前に立っていた。彼女が子を産んだ時に, その子供をむさぼり食うためであった。 5 そして彼女は子を産んだ。男子であり, あらゆる国民を鉄の杖で牧する者である。そして彼女の子供は神のもとに, そのみ座のもとに連れ去られた。6 それから女は, 神によって備えられた自分の場所がある荒野に逃げた。それは, 彼らが千二百六十日の間そこで彼女を養うためであった。 7 また, 天で戦争が起こった。ミカエルとその使いたちが龍と戦った。龍とその使いたちも戦ったが, 8 優勢になれず, 彼らのための場所ももはや天に見いだされなかった。9 こうして, 大いなる龍, すなわち, 初めからの蛇で, 悪魔またサタンと呼ばれ, 人の住む全地を惑わしている者は投げ落とされた。彼は地に投げ落とされ, その使いたちも共に投げ落とされた。10 そして, わたしは大きな声が天でこう言うのを聞いた。 「今や, 救いと力とわたしたちの神の王国とそのキリストの権威とが実現した! わたしたちの兄弟を訴える者, 日夜彼らをわたしたちの神の前で訴える者は投げ落とされたからである。11 そして彼らは, 子羊の血のゆえに, また自分たちの証しの言葉のゆえに彼を征服し, 死に面してさえ自分の魂を愛さなかった。12 このゆえに, 天と[天]に住む者よ, 喜べ! 地と海にとっては災いである。悪魔が, 自分の時の短いことを知り, 大きな怒りを抱いてあなた方のところに下ったからである」。 13 さて, 自分が地に投げ落とされたのを見た時, 龍は, 男の子を産んだ女を迫害した。14 しかし, 大きな鷲の二つの翼が女に与えられた。荒野の中の自分の場所に飛んで行くためであった。そこは, 一時と[二]時と半時のあいだ彼女が蛇の顔から離れて養われるところである。 15 それから, 蛇は口から川のような水を女の後ろに吐き出した。彼女をその川によっておぼれさせるためである。16 しかし地が女の救助にまわり, 地は口を開いて, 龍が自分の口から吐き出した川を呑み込んだ。17 それで龍は女に向かって憤り, 彼女の胤のうちの残っている者たち, すなわち, 神のおきてを守り行ない, イエスについての証しの業を持つ者たちと戦うために出て行った。
13章
1 そして[龍]は海の砂の上に立ち止まった。
また, わたしは一匹の野獣が海から上って行くのを見た。十本の角と七つの頭があり, その角の上には十の王冠があったが, その頭には冒とく的な名があった。2 さて, わたしの見た野獣はひょうに似ていたが, その足は熊の[足]のようであり, その口はライオンの口のようであった。そして, 龍は自分の力と座と大きな権威を[その野獣]に与えた。 3 そしてわたしは, その頭の一つがほふられて死んだかのようになっているのを見た。しかし, その致命的な打ち傷はいえた。それで, 全地は感服してその野獣に従った。4 そして彼らは, 野獣に権威を与えたことで龍を崇拝し, また, 「だれがこの野獣に等しいだろうか。いったいだれがこれと戦いうるだろうか」と言って野獣を崇拝した。5 そして, 大いなることや冒とく的なことを語る口がそれに与えられ, また, 42か月のあいだ行動する権威が与えられた。6 そして, それは口を開いて神を冒とくした。そのみ名と住まい, さらには天に住む者たちを冒とくするためであった。7 そして, 聖なる者たちと戦って彼らを征服することが許され, あらゆる部族と民と国語と国民に対する権威がそれに与えられた。8 そして, 地に住む者は皆それを崇拝するであろう。ほふられた子羊の命の巻き物には, 彼らのうちのだれの名も, 世の基が置かれて以来書かれていない。 9 耳のある者がいるなら, 聞きなさい。10 捕らわれの身となる[はずの]者がいるなら, その者は捕らわれの身となる。剣で殺す者がいるなら, その者は剣で殺されなければならない。ここが聖なる者たちの忍耐と信仰を意味するところである。 11 また, わたしは別の野獣が地から上って行くのを見た。それには子羊のような二本の角があった。それは龍のように話しはじめた。12 そして, 第一の野獣のすべての権威をその前で行使する。また, 地とそこに住む者たちに, 致命的な打ち傷のいえた第一の野獣を崇拝させる。13 また, 大いなるしるしを行なって, 人類の前で火を天から地に下らせることさえする。 14 そして, 野獣の前で行なうことを許されたしるしによって地に住む者たちを惑わし, 一方では, 剣の一撃を受けながら生き返った野獣のために像を作るようにと地に住む者たちに言う。15 またそれには, 野獣の像に息を与えることが許された。それによって野獣の像は話すようになり, また, 野獣の像をどうしても崇拝しない者たちをみな殺させるようにするのである。 16 またそれは, すべての人, すなわち, 小なる者と大なる者, 富んだ者と貧しい者, 自由な者と奴隷を強制して, その右手や額に印を受けさせ, 17 また, その印, つまり野獣の名もしくはその名の数字を持つ者以外にはだれも売り買いできないようにする。18 ここが知恵の関係してくるところである。そう明な者は野獣の数字を計算しなさい。それは人間の数字なのである。そして, その数字は六百六十六である。
14章
1 またわたしが見ると, 見よ, 子羊がシオンの山に立っており, 彼と共に, 144,000人の者が, 彼の名と彼の父の名をその額に書かれて[立っていた]。2 またわたしは, 多くの水の音のような, そして大きな雷鳴のような音が天から出るのを聞いた。わたしが聞いた音は, 自分で弾くたて琴に合わせて歌う歌い手たちの[声]のようであった。3 そして彼らは, み座の前および四つの生き物と長老たちの前で, 新しい歌であるかのような[歌]を歌っている。地から買い取られた144,000人の者でなければ, だれもその歌を学び取ることができなかった。4 これらは女によって自分を汚さなかった者である。事実, 彼らは童貞である。これらは, 子羊の行くところにはどこへでも従って行く者たちである。これらは, 神と子羊に対する初穂として人類の中から買い取られたのであり, 5 その口に偽りは見いだされなかった。彼らはきずのない者たちである。
6 また, わたしは別のみ使いが中天を飛んでいるのを見た。彼は, 地に住む者たちに, またあらゆる国民・部族・国語・民に喜ばしいおとずれとして宣明する永遠の良いたよりを携えており, 7 大声でこう言った。「神を恐れ, [神]に栄光を帰せよ。[神]による裁きの時が到来したからである。それゆえ, 天と地と海と水のわき出るところとを造られた方を崇拝せよ」。 8 また, 別の, 二人目のみ使いがそのあとに従って, こう言った。「彼女は倒れた! 大いなるバビロン, あらゆる国民に自分の淫行の怒りのぶどう酒を飲ませた者は倒れた!」 9 また, 別のみ使い, 三人目の者が彼らの後に従い, 大声でこう言った。「野獣とその像を崇拝して, 自分の額または手に印を受ける者がいれば, 10 その者は, 憤りの杯に薄めずに注がれた神の怒りのぶどう酒を飲むことになり, 聖なるみ使いたちの見るところで, また子羊の見るところで, 火と硫黄による責め苦に遭わされるであろう。11 そして, 彼らの責め苦の煙は限りなく永久に上り, 彼ら, すなわち, 野獣とその像を崇拝する者, まただれでもその名の印を受ける者には, 昼も夜も休みがない。12 ここが, 聖なる者たち, すなわち神のおきてとイエスの信仰を守る者たちにとって, 忍耐となるところである」。 13 またわたしは, 天から出る声がこう言うのを聞いた。「こう書きなさい: 今からのち主と結ばれて死ぬ死人は幸いである。しかり, 彼らはその労苦を休みなさい, 彼らの行なったことはそのまま彼らに伴って行くからである, と霊は言う」。
14 またわたしが見ると, 見よ, 白い雲が[あり], その雲の上には人の子のような者が座っており, その頭には黄金の冠があり, その手には鋭い鎌があった。 15 また, 別のみ使いが神殿[の聖なる所]から現われ出て, 雲の上に座っている者に大声でこう叫んだ。「あなたの鎌を入れて刈り取ってください。刈り取る時が来たからです。地の収穫物はすっかり熟しているのです」。16 すると, 雲の上に座っている者がその鎌を地に突き入れ, 地は刈り取られた。
17 また, さらに別のみ使いが天にある神殿[の聖なる所]から現われ出たが, 彼も鋭い鎌を持っていた。 18 また, さらに別のみ使いが祭壇から現われ出たが, 彼は火に対する権威を持っていた。そして, 鋭い鎌を持つ者に大声で呼ばわって言った, 「あなたの鋭い鎌を入れて, 地のぶどうの木の房を集めなさい。そのぶどうは熟したからである」。19 すると, み使いは鎌を地に突き入れて, 地のぶどうの木の取り入れを行ない, それを神の怒りの大きなぶどう搾り場に投げ込んだ。20 そして, その搾り場は都市の外で踏まれ, 搾り場から血が出て馬のくつわに届くほどになり, 1,600ファーロング (200 miles, 320 km) の距離に及んだ。
七つの黄金の鉢
15章
1 また, わたしは天に別のしるしを見た。大いなる不思議な[しるし]であり, 七つの災厄を携えた七人のみ使いがいた。これは最後の者たちである。彼らによって神の怒りは終わりに至るからである。 2 そしてわたしは, 火の混じった, ガラスのような海と思えるもの, また, 野獣とその像とその名の数字から勝利を得る者たちが神のたて琴を持って, そのガラスのような海のそばに立っているのを見た。3 そして, 彼らは神の奴隷モーセの歌と子羊の歌を歌ってこう言う。 「全能者なる YHWH (エホバ神), あなたのみ業は偉大で, 驚くべきものです。とこしえの王よ, あなたの道は義にかない, 真実です。4 YHWH(エホバ)よ, 本当にだれがあなたを恐れないでしょうか, あなたのみ名の栄光をたたえないでしょうか。ただあなただけが忠節な方だからです。あらゆる国民はみ前に来て崇拝するのです。あなたの義なる定めは明らかにされたからです」。 5 また, これらのことの後にわたしが見ると, 天において証しの天幕の聖なる所が開かれ, 6 七つの災厄を携えた七人のみ使いが聖なる所から現われ出た。清い, 輝く亜麻布をまとい, 胸には黄金の帯を締めていた。7 そして, 四つの生き物の一つが, それら七人のみ使いに, 限りなく永久に生きておられる神の怒りを満たした七つの黄金の鉢を与えた。8 すると, 神の栄光のゆえに, またその力のゆえに聖なる所は煙で満たされ, 七人のみ使いの七つの災厄が終わるまでだれも聖なる所の中へ入ることはできなかった。
16章
1 そして, わたしは聖なる所から出る大きな声が七人のみ使いにこう言うのを聞いた。「行って, 神の怒りの七つの鉢の中から地に注ぎ出しなさい」。
2 そして, 第一の者が出て行って, 自分の鉢の中から地に注ぎ出した。すると, 害をもたらす悪性のかいようが, 野獣の印を持ち, その像を崇拝していた者たちに生じた。
3 また, 第二の者がその鉢の中から海に注ぎ出した。すると, それは死人の血のようになり, すべての生きた魂が, [しかり, ]海にあるものが死んだ。
4 また, 第三の者がその鉢の中から川と水のわき出るところとに注ぎ出した。すると, それらは血になった。5 そしてわたしは, 水をつかさどるみ使いがこう言うのを聞いた。「今おられ, かつておられた方, 忠節な方, あなたは義にかなっておられます。このような決定を下されたからです。6 彼らは聖なる者と預言者たちの血を注ぎ出しましたが, あなたは彼らに血を与えて飲ませました。彼らはそうされるに価するのです」。7 また, わたしは祭壇がこう言うのを聞いた。「そうです, 全能者なるYHWH(エホバ神), あなたの司法上の決定は真実で義にかなっています」。
8 また, 第四の者がその鉢の中から太陽の上に注ぎ出した。すると, [太陽]には, 人を火で焦がすことが許された。9 そして, 人々は激しい熱で焦がされたが, 彼らは, これらの災厄に対して権威を持たれる神の名を冒とくし, 悔い改めて[神]に栄光を帰するようにはならなかった。
10 また, 第五の者がその鉢の中から野獣の座の上に注ぎ出した。すると, その王国は暗くなり, 彼らは苦痛のあまり自分の舌をかみはじめた。11 しかし, その苦痛とかいようのために天の神を冒とくし, 自分の業を悔い改めなかった。
12 また, 第六の者がその鉢の中から大川ユーフラテスの上に注ぎ出した。すると, その水はかれてしまった。日の昇る[方角]から来る王たちのために道が備えられるためであった。 13 そしてわたしは, かえるのように[見える]三つの汚れた霊感の表現が, 龍の口から, 野獣の口から, 偽預言者の口から出るのを見た。14 それらは実は悪霊の霊感による表現であってしるしを行ない, また人の住む全地の王たちのもとに出て行く。全能者なる神の大いなる日の戦争に彼らを集めるためである。 15 「見よ, わたしは盗人のように来る。目ざめていて自分の外衣を守り, 裸で歩いて自分の恥を人に見られることがないようにする者は幸いである」。 16 そして, それらは[王たち]を, ヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれる場所に集めた。
17 また, 第七の者がその鉢の中から空気の上に注ぎ出した。すると, 大きな声が聖なる所の中から, み座から出て, 「事は成った!」と言った。18 また, 稲妻と声と雷が生じ, 人が地上に現われて以来起きたことのないような大地震が起きた。非常に大規模な地震で, 甚だ大きかった。19 そして, 大いなる都市は三つの部分に裂け, 諸国民の[数々の]都市が倒れた。そして, 大いなるバビロンは神のみ前で思い出された。それは, [神]の憤りの怒りのぶどう酒の杯を彼女に与えるためである。20 また, すべての島は逃げ, 山々は見えなくなった。21 そして, それぞれの重さが一タラントほどもある大きな雹が天から人々の上に降り, 人々は雹の災厄のために神を冒とくした。その災厄が異常に大きかったからである。
17章
1 また, 七つの鉢を持つ七人のみ使いの一人が来て, わたしと話してこう言った。「さあ, 多くの水の上に座る大娼婦に対する裁きをあなたに見せよう。2 地の王たちは彼女と淫行を犯し, 地に住む者たちは彼女の淫行のぶどう酒に酔わされた」。 3 そして彼は, 霊[の力]のうちにわたしを荒野に運んで行った。そこでわたしは, 冒とく的な名で満ちた, 七つの頭と十本の角を持つ緋色の野獣の上に, ひとりの女が座っているのを目にした。4 また, その女は紫と緋で装い, 金と宝石と真珠で身を飾り, 手には, 嫌悪すべきものと彼女の淫行の汚れたものとで満ちた黄金の杯を持っていた。5 そして, 額にはひとつの名が書いてあった。それは秘義であって, 「大いなるバビロン, 娼婦たちと地の嫌悪すべきものとの母」というものであった。6 またわたしは, その女が聖なる者たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。 さて, 彼女を目にした時, わたしは非常に不思議に思った。7 すると, み使いがわたしに言った, 「なぜ不思議に思ったのか。わたしは, 女と, その[女]を運んでいる, 七つの頭と十本の角を持つ野獣の秘義をあなたに告げよう。8 あなたの見た野獣はかつていたが, 今はいない。しかし底知れぬ深みからまさに上ろうとしており, そして去って滅びに至ることになっている。こうして, その野獣がかつてはいたが, 今はおらず, 後に現われるようになるのを見る時, 地に住む者たちは驚いて感心するであろう。しかし彼らの名は世の基が置かれて以来命の巻き物に書かれていない。 9 「ここが知恵の伴うそう明さの関係してくるところである。七つの頭は七つの山を表わしており, その上にこの女が座っている。10 そして七人の王がいる。五人はすでに倒れ, 一人は今おり, 他の一人はまだ到来していない。しかし到来したなら, 少しの間とどまらなければならない。11 そして, かつていたが今はいない野獣, それ自身は八人目[の王]でもあるが, その七つから出, 去って滅びに至る。 12 「また, あなたが見た十本の角は十人の王を表わしている。彼らはまだ王国を受けていないが, 一時のあいだ野獣と共に王としての権威を受けるのである。13 これらの者は一つの考えを抱き, それゆえに自分たちの力と権威を野獣に与える。14 これらの者は子羊と戦うであろう。しかし子羊は, 主の主, 王の王であるので, 彼らを征服する。また, 召され, 選ばれた忠実な者たちも彼と共に[征服する]」。
15 また彼はわたしに言う, 「あなたの見た水, 娼婦が座っているところは, [もろもろの]民と群衆と国民と国語を表わしている。16 そして, あなたの見た十本の角, また野獣, これらは娼婦を憎み, 荒れ廃れさせて裸にし, その肉を食いつくし, 彼女を火で焼き尽くすであろう。17 神は, ご自分の考えを遂行することを彼らの心の中に入れたからである。すなわち, 彼らの王国を野獣に与えて[彼らの]一つの考えを遂行し, 神の言葉の成し遂げられるに至ることである。18 そして, あなたの見た女は, 地の王たちの上に王国を持つ大いなる都市を表わしている」。
18章
1 これらのことの後, わたしは, 別のみ使いが天から下って来るのを見た。彼は大いなる権威を持っており, 地は彼の栄光によって明るく照らされた。2 そして, 彼は強い声で叫んで言った, 「彼女は倒れた! 大いなるバビロンは倒れた。そして, 悪霊たちの住みか, あらゆる汚れた呼気のこもる場所, またあらゆる汚れた憎まれる鳥の潜む場所となった! 3 彼女の淫行の怒りのぶどう酒のためにあらゆる国民が[いけにえ]にされ, 地の王たちは彼女と淫行を犯し, 地の旅商人たちは彼女の恥知らずのおごりの力で富を得たからである」。 4 また, わたしは天から出る別の声がこう言うのを聞いた。「わたしの民よ, 彼女の罪にあずかることを望まず, 彼女の災厄を共に受けることを望まないなら, 彼女から出なさい。5 彼女の罪は重なり加わって天に達し, 神は彼女の[数々の]不正な行為を思い出されたのである。6 彼女自身が返したとおりに彼女に返し, 二倍を, つまり, 彼女が行なったことの二倍を彼女に行ないなさい。彼女が混ぜ物を入れた杯に, 二倍の混ぜ物を彼女のために入れなさい。7 彼女が自分に栄光を帰し, 恥知らずのおごりのうちに暮らしたその分だけ, 彼女に責め苦と嘆きを与えなさい。彼女は心の中で, 『わたしは女王として座す。やもめなどではない。嘆きを見ることは決してない』と言いつづけているからである。8 そのために, 彼女の災厄は一日のうちに来る。それは死と嘆きと飢きんであって, 彼女は火で焼き尽くされるであろう。彼女を裁いたYHWH(エホバ神)は強い方だからである。 9 「そして, 彼女の焼かれる煙を見る時, 彼女と淫行を犯し, 恥知らずのおごりのうちに暮らした地の王たちは, 彼女のことで泣き, 悲嘆して身を打ちたたくであろう。10 また, 彼女の受ける責め苦を恐れるあまり, 遠く離れたところに立って, こう言うであろう。『気の毒だ, 気の毒なことだ, 大いなる都市よ, 強力な都市ともあろうバビロンよ, あなたの裁きが一時のうちに到来したとは!』 11 「また, 地の旅商人たちは彼女のことで泣いたり嘆いたりする。自分たちが十分に仕入れた品を買ってくれる者がもうだれもいないからである。12 それは, 十分に仕入れた金・銀・宝石・真珠・上等の亜麻布・紫[布]・絹・緋[の布]などの品, そして, 香木類のすべてのもの, あらゆる種類の象牙細工, きわめて高価な木材や銅・鉄・大理石などでできたあらゆる種類の品物, 13 また, 肉桂・インド産の香料・香・香油・乳香・ぶどう酒・オリーブ油・上等の麦粉・小麦・牛・羊, そして馬・車・奴隷・人間の魂である。14 さらに, あなたの魂が欲したりっぱな果物はあなたから去り, すべての優美なものと華麗なものはあなたから滅び去った。そして人々は二度と再びそれらを見いださないであろう。 15 「これらの物の旅商人たちは, 彼女によって富を得たのであるが, 彼女の受ける責め苦を恐れるあまり遠く離れたところに立って泣き, また嘆きながら 16 こう言うであろう。『気の毒だ, 気の毒なことだ―上等の亜麻布と紫と緋をまとい, 金の装飾と宝石と真珠で着飾った大いなる都市よ, 17 これほど大きな富が一時のうちに荒れ廃れてしまうとは!』 「そして, すべての船長, またどこであろうと航海をする者は皆, また, 水夫たちや海で暮らしを立てる者は皆, 遠く離れたところに立って 18 彼女の焼かれる煙を見ながら叫んで言った, 『どの都市がこの大いなる都市のようだろうか』。19 そして, 自分の頭に塵を掛け, 泣いたり嘆いたりしながら叫んで言った, 『気の毒だ, 気の毒なことだ―大いなる都市よ, 海に船を持つすべての者が, 彼女のぜいたくのおかげでその中で富を得たのに。それが一時のうちに荒れ廃れてしまうとは!』 20 「天よ, また聖なる者と使徒と預言者たちよ, 彼女のことで喜べ。神はあなた方のため, 彼女に司法上の処罰を科したからである」。 21 また, ひとりの強いみ使いが, 大きな臼石のような石を持ち上げ, それを海に投げ込んで, こう言った。「大いなる都市バビロンはこのように, 速い勢いで投げ落とされ, 二度と見いだされることはない。22 そして, 自分のたて琴に合わせて歌う歌い手や楽人や笛吹きやラッパ吹きの音は, 二度とあなたのうちで聞かれない。どんな仕事の職人も二度とあなたのうちに見いだされない。ひき臼の音は二度とあなたのうちで聞かれず, 23 ともしびの光は二度とあなたのうちに輝くことなく, 花婿と花嫁の声も二度とあなたのうちで聞かれないであろう。あなたの旅商人たちは地の高位の者だったからであり, あなたの心霊術的な行ないによってあらゆる国民が惑わされたのである。24 しかも彼女の中には, 預言者と聖なる者たちの[血], そして地上でほふられたすべての者の血が見いだされたのである」。
19章
1 これらのことの後, わたしは大群衆の大きな声のようなものを天に聞いた。彼らは言った, 「あなた方はヤハを賛美せよ! 救いと栄光と力はわたしたちの神のものである。2 その裁きは真実で義にかなっているからである。[神]は, その淫行によって地を腐敗させた大娼婦に裁きを執行し, ご自分の奴隷たちの血の復しゅうを彼女の手に対して行なわれた」。3 そしてすぐ, 彼らは再びこう言った。「あなた方はヤハを賛美せよ! そして, 彼女から出る煙は限りなく永久に上りつづけるのである」。 4 すると, 24人の長老と四つの生き物はひれ伏し, み座に座っておられる神を崇拝して言った, 「アーメン! あなた方はヤハを賛美せよ!」 5 また, 声がみ座から出てこう言った。「[神]を恐れるそのすべての奴隷たちよ, 小なる者も大なる者も, わたしたちの神を賛美せよ」。 6 またわたしは, 大群衆の声のような, 多くの水の音のような, そして激しい雷の音のようなものを聞いた。彼らはこう言った。「あなた方はヤハを賛美せよ。全能者なるわたしたちの神 YHWH (エホバ)は, 王として支配を始められたからである。7 歓び, そして喜びにあふれよう。また, [神]に栄光をささげよう。子羊の結婚が到来し, その妻は支度を整えたからである。8 まさに彼女は, 輝く, 清い, 上等の亜麻布で身を装うことを許された。上等の亜麻布は聖なる者たちの義の行為を表わすのである」。
9 そして彼はわたしに言う, 「こう書きなさい。子羊の結婚の晩さんに招かれた者たちは幸いである」。彼はまたわたしに言う, 「これらは神の真実のことばである」。10 そこでわたしは, 彼の足もとにひれ伏して彼を崇拝しようとした。しかし彼はわたしに言う, 「気をつけなさい! そうしてはなりません! わたしは, あなた, また, イエスについての証しの業を持つあなたの兄弟たちの仲間の奴隷にすぎません。神を崇拝しなさい。イエスについて証しすることが預言に霊感を与えるものなのです」。
11 また, わたしは天が開かれているのを見た。すると, 見よ, 白い馬が[いた]。そして, それに乗っている者は忠実また真実ととなえられ, その者は義をもって裁き, また戦う。12 彼の目は火の炎であり, 頭には多くの王冠がある。彼には記された名があるが, 彼自身のほかはだれもそれを知らない。13 そして, 彼は血の振り掛かった外衣で身を装っており, そのとなえられる名は神の言葉である。14 また, 天にある軍勢が白い馬に乗って彼の後に従っていたが, 彼らは白くて清い上等の亜麻布をまとっていた。15 そして, 彼の口からは鋭くて長い剣が突き出ている。それによって諸国民を討つためである。また彼は, 鉄の杖で彼らを牧する。また, 全能者なる神の憤りの怒りのぶどう搾り場も踏む。16 そして, 彼の外衣に, 実にその股[のところ]に, 王の王また主の主と書かれた名がある。
17 わたしはまた, ひとりのみ使いが太陽の中に立っているのを見た。彼は大声で叫び, 中天を飛ぶすべての鳥に言った, 「さあ, 来なさい, 神の大きな晩さんに集まれ。18 王たちの肉, 軍司令官たちの肉, 強い者たちの肉, 馬とそれに乗る者たちの肉, そしてすべての者, すなわち自由人ならびに奴隷および小なる者と大なる者の肉を食べるためである」。 19 そしてわたしは, 野獣と地の王たちとその軍勢が, 馬に乗っている方とその軍勢に対して戦いをするために集まっているのを見た。20 そして, 野獣は捕らえられ, それと共に, [野獣]の前でしるしを行ない, それによって, 野獣の印を受けた者とその像に崇拝をささげる者とを惑わした偽預言者も[捕らえられた]。彼らは両方とも生きたまま, 硫黄で燃える火の湖に投げ込まれた。21 しかし, そのほかの者たちは, 馬に乗っている者の長い剣で殺された。その[剣]は彼の口から出ているものであった。そして, すべての鳥は, 彼らの肉[を食べて]満ち足りた。
20章
1 それからわたしは, ひとりのみ使いが底知れぬ深みのかぎと大きな鎖を手にして天から下って来るのを見た。2 そして彼は, 悪魔またサタンである龍, すなわち初めからの蛇を捕らえて, 千年のあいだ縛った。3 そして彼を底知れぬ深みに投げ込み, [それを]閉じて彼の上から封印し, 千年が終わるまでもはや諸国民を惑わすことができないようにした。これらのことの後, 彼はしばらくのあいだ解き放されるはずである。 4 またわたしは, [数々の]座を見た。それに座している者たちがおり, 裁きをする力が彼らに与えられた。実に, イエスについて行なった証しのため, また神について語ったために斧で処刑された者たち, また, 野獣もその像をも崇拝せず, 額と手に印を受けなかった者たちの魂を見たのである。そして彼らは生き返り, キリストと共に千年のあいだ王として支配した。5
11 またわたしは, 大きな白い座とそれに座っておられる方とを見た。その方の前から地と天が逃げ去り, それらのための場所は見いだされなかった。12 そしてわたしは, 死んだ者たちが, 大なる者も小なる者も, そのみ座の前に立っているのを見た。そして, [数々の]巻き物が開かれた。しかし, 別の巻き物が開かれた。それは命の巻き物である。そして, 死んだ者たちはそれらの巻き物に書かれている事柄により, その行ないにしたがって裁かれた。13 そして, 海はその中の死者を出し, 死とハデスもその中の死者を出し, 彼らはそれぞれ自分の行ないにしたがって裁かれた。14 そして, 死とハデスは火の湖に投げ込まれた。火の湖, これは第二の死を表わしている。15 また, だれでも, 命の書に書かれていない者は, 火の湖に投げ込まれた。
21章
1 それからわたしは, 新しい天と新しい地を見た。以前の天と以前の地は過ぎ去っており, 海はもはやない。2 また, 聖なる都市, 新しいエルサレムが, 天から, 神のもとから下って来るのを, そして自分の夫のために飾った花嫁のように支度を整えたのを見た。3 それと共に, わたしはみ座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。「見よ! 神の天幕が人と共にあり, [神]は彼らと共に住み, 彼らはその民となるであろう。そして神みずから彼らと共におられるであろう。4 また[神]は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり, もはや死はなく, 嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである」。
5 そして, み座に座っておられる方がこう言われた。「見よ! わたしはすべてのものを新しくする」。また, こう言われる。「書きなさい。これらの言葉は信頼できる真実なものだからである」。6 そして, その方はわたしに言われた, 「事は成った! わたしはアルファでありオメガであり, 初めであり終わりである。だれでも渇いている者に, わたしは命の水の泉から価なしに与える。7 だれでも征服する者はこれらのものを受け継ぎ, わたしはその神となり, 彼はわたしの子となるであろう。
8 しかし, 憶病な者, 信仰のない者, 不潔で嫌悪すべき者, 殺人をする者, 淫行の者, 心霊術を行なう者, 偶像を礼拝する者, またすべての偽り者については, その分は火と硫黄で燃える湖の中にあるであろう。これは第二の死を表わしている」。
9 そして, 最後の七つの災厄を満たした七つの鉢を持つ七人のみ使いの一人が来て, わたしと話してこう言った。「こちらに来なさい。子羊の妻である花嫁をあなたに見せよう」。10 そうして彼は, 霊[の力]のうちにわたしを大きくて高大な山に運んで行き, 聖なる都市エルサレムが, 天から, 神のもとから下って来るのを, 11 そして神の栄光を帯びているのを見せてくれた。その輝きは極めて貴い宝石に似ており, 碧玉が水晶のように澄みきって輝いているかのようであった。12 それには大きくて高大な城壁があり, また12の門があった。そして, 門のところには12人のみ使いがおり, イスラエルの子らの12の部族の名が書き込まれていた。13 東に三つの門, 北に三つの門, 南に三つの門, 西に三つの門があった。14 その都市の城壁にはまた12の土台石があり, それには子羊の12使徒の12の名があった。
15 ところで, わたしと話していた者は物差しとして黄金の葦を持っていた。都市と門と城壁を測るためであった。16 その都市は四角であり, その長さは幅と同じである。また彼は葦でその都市を測ったが, 12, 000ファーロング (1, 170 miles, 1, 900 km)であった。その長さと幅と高さは等しい。17 また, 彼はその城壁を測ったが, 144キュビト(216 ft, 65.84 m)であった。人間の測りにしたがってであるが, 同時にそれはみ使いの[測り]でもあった。
18 さて, その城壁を構成しているのは碧玉であり, 都市は澄みきったガラスに似た純金であった。19 都市の城壁の土台はあらゆる種類の宝石で飾られていた。すなわち, 第一の土台は碧玉, 第二はサファイア, 第三は玉髄, 第四はエメラルド, 20 第五は赤しまめのう, 第六は赤めのう, 第七は貴かんらん石, 第八は緑柱石, 第九は黄玉, 第十は緑玉髄, 第十一はヒヤシンス, 第十二は紫水晶であった。21 また, 12の門は12の真珠であり, 門の各々が一つの真珠でできていた。そして, その都市の大通りは純金であり, 透明なガラスのようであった。
22 そして, わたしはその中に神殿を見なかった。全能者なる YHWH (エホバ神)がその神殿であり, 子羊もそうだからである。23 そしてその都市は, 太陽や月が照らす必要はない。神の栄光がそれを明るく照らし, そのともしびは子羊だったからである。24 そして, 諸国民はその光によって歩み, 地の王たちは自分の栄光をそこに携え入れるのである。25 また, その門は一日じゅう決して閉ざされることはない。そこに夜はないからである。26 そして, 彼らは諸国民の栄光と誉れをそこに携え入れるのである。27 しかし, すべて神聖でないもの, また嫌悪すべきことや偽りを行ないつづける者は, だれも決してその中に入れない。子羊の命の巻き物に書かれた者だけが[入るのである]。
22章
1 また彼は, 水晶のように澄みきった, 命の水の川をわたしに見せてくれた。それは神と子羊とのみ座から出て, 2 その大通りの中央を流れていた。そして, 川のこちら側と向こう側には, 月ごとに実を生じ, 実を12回生み出す, 命の木が[あった]。そして, その木の葉は諸国民をいやすためのもの[であった]。
3 そして, もはや何ののろいもない。神と子羊とのみ座が[その都市]の中にあり, その奴隷たちは[神]に神聖な奉仕をささげるのである。4 彼らは[神]の顔を見, そのみ名が彼らの額にあるであろう。5 また, 夜はもうない。それで彼らはともしびの光を必要とせず, 太陽の光も[持た]ない。YHWH (エホバ神)が彼らに光を与えるからである。そして彼らは限りなく永久に王として支配するであろう。
6 また彼はわたしに言った, 「これらの言葉は信頼できる真実なものである。すなわち, 預言者たちの霊感の表現の神であるYHWH (エホバ)が, ほどなくして必ず起きる事柄をご自分の奴隷たちに示すため, そのみ使い (his angel) を遣わされたのである。7 そして, 見よ, わたしは速やかに来る。この巻き物の預言の言葉を守り行なう者は幸いである」。
8 さて, わたしヨハネは, これらのことを聞き, また見た者である。そしてわたしは, 聞いたり見たりすることを[終えた]時, これらのことをわたしに示してくれていたみ使いの足もとにひれ伏して崇拝しようとした。9 しかし, 彼はわたしに言う, 「気をつけなさい! そうしてはなりません! わたしは, あなた, また預言者であるあなたの兄弟たち, そしてこの巻き物の言葉を守り行なっている者たちの仲間の奴隷にすぎません。神を崇拝しなさい」。
10 彼はまたわたしにこう言う。「この巻き物の預言の言葉を封じてはならない。定められた時が近いからである。11 不義を行なっている者, その者はいよいよ不義を行なうように。不潔な者はいよいよ不潔になるように。しかし, 義なる者はいよいよ義を行ない, 聖なる者はいよいよ聖なる[者]となるように。
12 「『見よ, わたしは速やかに来る。そして, わたしが与える報いはわたしと共にある。各々にその業のままに報いるためである。13 わたしはアルファでありオメガであり, 最初であり最後であり, 初めであり終わりである。
14 自分の長い衣を洗って, 命の木に[行く]権限を自分のものとし, その門から都市の中に入れるようになる者たちは幸いである。15 その外にいるのは, 犬, 心霊術を行なう者, 淫行の者, 殺人をする者, 偶像を礼拝する者, また, すべて偽りを好んでそれを行ないつづける者である』。
16 「『わたしイエスは自分の使いを遣わし, 諸会衆のためにこれらのことについてあなた方に証しした。わたしはダビデの根また子孫であり, 輝く明けの星である』」。
17 そして, 霊と花嫁は, 「来なさい!」と言いつづける。そして, だれでも聞く者は, 「来なさい!」と言いなさい。そして, だれでも渇いている者は来なさい。だれでも望む者は命の水を価なくして受けなさい。 18 「わたしは, すべてこの巻き物の預言の言葉を聞く者に証しする。これらのことに付け加える者がいれば, 神はこの巻き物に書かれている災厄をその者に加えるであろう。19 また, この預言の巻き物の言葉から何かを取り去る者がいれば, 神は, 命の木から, また聖なる都市の中から, すなわち, この巻き物に書かれているものから彼の分を取り去られるであろう。
20 「これらのことについて証しされる方が言われる, 『しかり, わたしは速やかに来る』」。
「アーメン! 主イエスよ, 来てください」。
21 主イエス・キリストの過分のご親切が聖なる者たちと共に[ありますように]。
まとめ
YHWH (エホバ神)とイエス・キリスト
YHWH(エホバ神) | 「今おられ, かつておられ, これから来られる方」, 全能者, 「アルファであり, オメガである」, 聖なる方 (Holy), 「全能者なる神, かつておられ, 今おられ, これから来られる方」, 「アルファでありオメガであり, 初めであり終わりである」, 「見よ, わたしは速やかに来る。」, Re 1:4, 8, 4:8, 21:6, 22:6-7 |
イエス・キリスト | 忠実な証人, 死人の中からの初子, 地の王たちの支配者, 彼は雲と共に来る, 「すべての目は彼を見る, 彼を刺し通した者たちも見る」, 最初であり最後であり, 「生きている者, わたしは死んだが, 限りなく永久に生きており」, 死とハデスのかぎを持っている, 「見よ,わたしは速やかに来る。」, わたしが与える報いはわたしと共にある。, 各々にその業のままに報いる。, 「アルファでありオメガであり, 最初であり最後であり, 初めであり終わりである」, Re 1:4, 7, 17-18, 22:12-13 |
王国の子たちの7つの会衆
主イエス | わたしはあなたの行ないを知っている。, 腎と心を探る者, 一人一人にその行ないにしたがって与える, 愛情を抱く者を戒め,また懲らしめる, Re 2:1-3:22 |
エフェソス | 使徒であると言いはするが[実は]そうでない者, 最初に抱いていた愛を離れた者, ニコラオ派, 征服する者, Re 2:1-7 |
スミルナ | 「自分はユダヤ人であると言いながら,[実は]そうではなく,むしろサタンの会堂[に属する]者たち」, 悪魔はあなた方のうちのある者たちを次々に獄に入れる, 忠実であることを死に至るまでも示しなさい。, 征服する者, Re 2:8-11 |
ペルガモン | サタンの座のある所, バラムの教え, ニコラオ派の教え, 征服する者, Re 2:12-17 |
テアテラ | イゼベル, 腎と心を探る者, 一人一人にその行ないにしたがって与える, サタンの奥深い事柄, 征服する者に諸国民に対する権威を与える, Re 2:18- 29 |
サルデス | 「生きているとの名を持ってはいるが,[実は]死んでいる」, 行いが神の前で十分になされていない, 征服する者, Re 3:1-6 |
フィラデルフィア | ダビデのかぎ, 開かれた戸, 「ユダヤ人であると言いながら[実は]そうではなく,偽りを語る,サタンの会堂の者たち」, 忍耐に関するイエスの言葉を守る者たち, 人の住む地全体に臨もうとしている試みの時, 征服する者, Re 3:7-13 |
ラオデキア | なまぬるく,熱くも冷たくもない, 「自分が惨めで,哀れで,貧しく,盲目で,裸であることを知らない」, 熱心になり,そして悔い改めなさい, 征服する者, Re 3:14-22 |
24人の長老, 144,000, 大群衆, 請け戻された人類
24人の長老 | 白い外衣をまとい, 頭に黄金の冠, 各々たて琴と,香を満たした黄金の鉢とを持っている, [香]は聖なる者たちの祈り, 新しい歌(子羊の歌),「あなた(子羊)は巻き物を受け取ってその封印を開くにふさわしい方です。あなたはほふられ,自分の血をもって,あらゆる部族と国語と民と国民の中から神のために人々を買い取ったからです。そして,彼らをわたしたちの神に対して王国また祭司とし,彼らは地に対し王として支配するのです」, Re 4:4, 5:7-10 |
144,000 | 「キリストはわたしたち(王国の子たち)を,ご自分の神また父に対して王国とし,祭司としてくださった」, キリストの名と彼の父の名をその額に書かれてる, 「四つの生き物と長老たちの前で,新しい歌であるかのような[歌]を歌っている」, 「144,000人の者でなければ,だれもその歌を学び取ることができない」, 子羊の行くところにはどこへでも従って行く者たち, 神と子羊に対する初穂として人類の中から買い取られた者たち, モーセの歌と子羊の歌を歌う, Re 1:6, 14:1-5, 15:2-4 |
大群衆 | 救いを神と子羊に帰す, 大患難から出て来る者たち, 自分の長い衣を子羊の血で洗って白くした者たち, 神は彼らの上にご自分の天幕を広げられる, 子羊が彼らを牧し命の水の泉に彼らを導かれる, 神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去られる, Re 7:9, 13-17 |
請け戻された人類 | 見よ! 神の天幕が人と共にあり,[神]は彼らと共に住み,彼らはその民となるであろう。そして神みずから彼らと共におられるであろう。また[神]は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死はなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである, だれでも渇いている者に,わたしは命の水の泉から価なしに与える。, Re 21:1-7 |
7つの封印, 7つのラッパ, 7つの黄金の鉢
第1の封印 | 白い馬, 征服の開始, Re 6:1-2 | ||
第2の封印 | 火のような色の馬, 大きな剣, Re 6:3-4 | ||
第3の封印 | 黒い馬, 食糧不足, Re 6:5-6 | ||
第4の封印 | 青ざめた馬, 長い剣と食糧不足と死の災厄で地の1/4が殺される, Re 6:7-8 | ||
第5の封印 | 証しの業のためにほふられた者たちの魂, 裁きと復讐の要求, Re 6:9-11 | ||
第6の封印 | 大きな地震, 巻き上げられてゆく巻き物のように天が去ってゆく, 神とキリストの憤りの大いなる日の到来, だれが立ちえようか, 144,000人, 大群衆, Re 6:12-7:17 | ||
第7の封印 | 7つのラッパの吹奏, 聖なる者たちの祈り, Re 8:1-6 | ||
第1のラッパ | 血の混じった,雹と火が生じ,それが地に投げつけられた, Re 8:7 | ||
第2のラッパ | 火で燃える大きな山のようなものが海に投げ込まれた, Re 8:8-9 | ||
第3のラッパ | ニガヨモギと呼ばれる燃える大きな星が川の三分の一と水のわき出るところとに天から落ちた, Re 8:10-11 | ||
第4のラッパ | 太陽の1/3が強打され,月の1/3と星の1/3が強打された, 残りの3つのラッパの音のゆえに3つの災いがつづく, Re 8:12-13 | ||
第5のラッパ | 第1の災い, 底知れぬ深みの坑のかぎ, アポルオン(破壊者)と呼ばれる底知れぬ深みの使いが天から地に落ちた, イナゴが人を五か月のあいだ痛める, Re 9:1-12 | ||
第6のラッパ | 第2の災い, ユーフラテスにつながれている4人のみ使い, 2億の騎兵隊により人々の1/3が死ぬ, 開かれた巻き物, もろもろの民・国民・国語,また多くの王たちに関して再び預言しなければならない, 神の神殿を測る, 2人の証人が1,260日予言する, 野獣が2人の証人を殺す, 3日半後によみがえる, 大きな地震, Re 9:13-11:14 | ||
第7のラッパ | 第3の災い, YHWH(エホバ神)が王として支配を開始, 太陽で身を装った女, 火のような色の大きな龍, 天での戦争, 地と海にとっては災い, 海からの野獣, 陸からの別の野獣, 野獣の像, 野獣の印, 神を恐れ,神に栄光を帰せよ, 大いなるバビロンは倒れた, 収穫の開始, 神の怒りの大きなぶどう搾り場, 神の怒りの7つの鉢, Re 11:15-16:1 | ||
第1の鉢 | 地に注ぎだす, 害をもたらす悪性のかいよう, Re 16:2 | ||
第2の鉢 | 海に注ぎだす, 海にあるものが死んだ, Re 16:3 | ||
第3の鉢 | 川と水のわき出るところとに注ぎだす, それらは血になった, 神の司法上の決定(聖なる者たちの血の復讐), Re 16:4-7 | ||
第4の鉢 | 太陽に注ぎだす, 人々は激しい熱で焦がされた, 人々は、これらの災厄に対して権威を持たれる神の名を冒とくする, Re 16:8-9 | ||
第5の鉢 | 野獣の座の上に注ぎだす, 人々は悔い改めない, Re 16:10-11 | ||
第6の鉢 | ユーフラテスの上に注ぎだす, その水はかれる, 龍、野獣、偽預言者からの3つの汚れた霊, 全能者なる神の大いなる日の戦争, ハルマゲドン, Re 16:12-16 | ||
第7の鉢 | 空気の上に注ぎだす, 大いなる都市は三つの部分に裂ける, 諸国民の[数々の]都市が崩壊, 大いなるバビロンに対する神の怒りと憤り, 大きな雹, 多くの水の上に座る大娼婦, 七つの頭と十本の角を持つ緋色の野獣, 八人目の王, 大いなるバビロンの滅び, YHWH(エホバ神)の裁きの執行, YHWH(エホバ神)は王として支配を開始, 子羊の結婚, 王の王と天の軍勢, 神の大きな晩さん, Re 16:17-19:21 |
1 件のコメント:
啓示の書の解釈の仕方として過去主義、未来主義が流行ってますが実は歴史主義が正解と思います。これを知るまである程度聖書の基礎の疑問点解き明かしできたからもういいかぁと思ってましたが歴史主義を知ってから目が覚めます。
啓示の書の7つの教会や封印ラッパ鉢はそれぞれ書かれてからおよそ二千年の間に目立った国家の中で変遷して成就してきたと考えられます。ですから、今は7つ目を待つ頃合い最期の時代と考えた方が無難です。大バビロンもローマからヨーロッパイギリスアメリカと言った具合に3つに裂けて最期の今に至ってその属性を世界中が享受してしまってる現状です。
それで、キリストの再臨は死と復活の二千年後に起きて6000年が満了することが書かれてあるから、最期の7年間に一気に目まぐるしく7つのラッパや鉢が成就すると考えるより二千年を7等分してそれぞれの舞台となる国家の間で象徴的に起きたと考えたほうが辻褄が合います。
中には一部のフラットアース派が歴史に千年足されたとか今西暦2024年かわからないと言ってますが、少し根拠がまだ足りない気もします。iもjも1を表しますからね。そして今が2024ならそこから後何年か各自が考えて推測してください。英語で検索して何時頃なのか調べてみてください。イエスは日時が分からないと言いましたが年月がわからないとは言ってないのです。
黙示録は象徴で暗喩の意味合いが強く、小麦1リットル1デナリも麦がクリスチャンとか霊的食物を意味するのでアモス書にあるように御言葉の飢饉つまりかなり本物のクリスチャンが少ないことを示唆する表現で字義通り解釈するディスペンセーション主義などにハマるとその意図が解らずもはやサタンの手下となって歪んだ解釈を広める偽教師になってしまうことにもなります。
ものみの塔はイエスの死と復活から二千年後に再臨があることを大々的に言わなくなりました。昔に希望的観測で外したので今は年月を声高に言うのはやめたようです。私も大っぴらに言うつもりはありません。6000年の猶予をサタンに与えていることが英語圏のサイトで沢山説明されてます。歴史に千年足されてたとか妙な陰謀論を考慮に入れなければもう猶予がないカウントダウンの時期に差し掛かってることが把握できます。
それでコロナ茶番ワクチン戦争やら勃発中と考えられます。ある時から最期の3年半と言われてますが、1260日を年と考えても昔からローマ帝国のキリスト教と戦ってきたクリスチャンが長年存在してきたことを示唆する比喩表現と捉えることもできます。その年に獣の刻印が見せかけ表面的に導入されるかわかりませんが、実はキャッシュレスみたいなものが666ではありません。それは多岐にわたります。背教キリスト教も実は666になります。その数字を調べろとありますから、色々考察されてください。
それで実はキャッシュレスみたいなものは工作で本当の赦されない666が何なのか考えて行くと人気のあるキリスト教教理が結構危ない事に気づくと思います。再臨の定められた年月はその年にキャッシュレスが到来しなくとも変わることはありません。イエスの死と復活の二千年後ぴったしなのか早めると言ってるので少し早いのか何れにしても中々差し迫ってる事は念頭にいれたほうがいいでしょう。
最後のその年になれば日時がわからないので、いつ再臨が来てもいいようにお祈りして目覚めておくことが大切と思います。私もその年になると緊張してスマブラ控えるかもしれません。
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