Friday, July 24, 2015

使徒たちの活動 2

使徒たちの活動2では、発足間もない(多分1-2ヶ月)クリスチャン会衆が3万にくらいに増加した時に激しい迫害が生じ各地に散らされるまでを書いています。


また、会衆の必要はどのように顧みられるか、
独立の精神、クリスチャンの自由についても書いています。




西暦33年のペンテコステの日にクリスチャン会衆が120名で発足して、使徒たちの手による神の強力な霊による証し(奇跡)のおかげで、おそらく1月も経たないうちに弟子たちの数は2万人を超えていたでしょう。


世界の各地からペンテコステの祭りに来ていた外国語を話す信者となったユダヤ人たちは、もっと学ぶためにしばらくの間エルサレムに留まりました。それでエルサレムにキリスト教信者の共同体が突然出現しました。

言語の異なる人々の集団生活のなかで、日々の食物の分配をめぐって問題が生じたために、信頼の置ける人に分配の仕事を担当させるための任命がなされます。


使徒 6:1-7
1 さて,そのころ,弟子が増えていた時であるが,ヘブライ語を話すユダヤ人に対してギリシャ語を話すユダヤ人がつぶやくということが起こった。そのやもめたちが日ごとの分配の面で見過ごされていたからである。2 そこで十二人の者は,大勢いた弟子を自分たちのもとに呼んで,こう言った。「食卓に[食物を]分配することのためにわたしたちが神の言葉を差し置くのは喜ばしいことではありません。3 それで,兄弟たち,あなた方の中から,霊と知恵に満ちた確かな男子七人を自分たちで捜し出しなさい。わたしたちがその人たちを任命してこの必要な仕事に当たらせるためです。4 しかしわたしたちのほうは,祈りとみ言葉の奉仕とに専念することにします」。5 こうして話されたことは大勢の者全員の喜ぶところとなった。それで彼らは,信仰と聖霊に満ちた人ステファノ,およびフィリポ,プロコロ,ニカノル,テモン,パルメナ,またアンティオキアの改宗者ニコラオを選び出した。6 そして彼らを使徒たちの前に立たせると,[使徒たち]は祈ってから彼らの上に手を置いた。
7 その結果,神の言葉は盛んになり,弟子の数はエルサレムにおいて大いに殖えつづけた。そして,非常に大勢の祭司たちがこの信仰に対して従順な態度を取るようになった


会衆の必要を満たす仕事の担当者を決める方法は、
会衆が信頼の置ける人を推薦し、
使徒たちが任命するという方法です。

ポイントは、会衆が信頼の置ける人を選び出したという点です。

信頼性が会衆に周知の人が、会衆の必要な仕事のために働くことになります。


このように必要な仕事の担当者の選出の仕方は、上からのものではなく、会衆の必要に応じて会衆の成員によってなされます。
クリスチャン会衆の必要は会衆の成員によってまかなわれてゆきます。


それは、宗教組織の権威により宗教組織の取決めの担当者を任命するやり方と異なります。
ものみの塔協会には沢山の任命を要する立場や取決めがあります。

たとえば、

補助開拓奉仕者
開拓者
特別開拓者
注解
実演
案内係
文書係
区域係
ステージ係
話しの割り当て
奉仕の僕
長老
その他

などあります。

ものみの塔システムにおいて、それらの立場や割り当てを決めるのはだれでしょうか。
会衆の成員でしょうか。

いいえ、会衆の成員ではなく「ものみの塔協会」の雇われ牧者たちです。

ものみの塔協会の権威によって存在するようになった「ものみの塔」の崇拝の様式のさまざまな取決めや立場への任命は、協会の規準や経路に従って「ものみの塔協会」の権威によりなされます。

しかし、
各地のクリスチャン会衆の必要は、宗教組織の本山ではなくそれぞれの会衆の成員たちにより適切に満たされます。そのためにキリストは会衆に人々の賜物を備えると約束しています。

エフェソス 4:7-8, 11-16
7 さて,キリストが無償の賜物をどのように量り出してくださったかに応じて,わたしたち一人一人に過分のご親切が与えられました。8 それゆえにこう言われます。「高い所に上った時,彼はとりこを連れ去った。彼は人々[の]賜物を与えた」。

11 そして彼は,ある者を使徒,ある者を預言者,ある者を福音宣明者,ある者を牧者また教える者として与えました。12 それは,奉仕の業のため,またキリストの体を築き上げるために聖なる者たちをさらに調整することを目的としてであり,13 ついにわたしたちは皆,信仰と神の子についての正確な知識との一致に達し,十分に成長した大人,キリストの満ち満ちたさまに属する丈の高さに[達する]のです。14 それは,わたしたちがもはやみどりごでなくなり,人間のたばかりや誤らせようとたくらむ巧妙さによって,波によるように振り回されたり,あらゆる教えの風にあちこちと運ばれたりすることのないためです。15 そうです,わたしたちは真理を語りつつ,愛により,すべての事において,頭であるキリストを目ざして成長してゆきましょう。16 この[キリスト]をもととして,体の各部すべては,調和よく組み合わされることにより,また必要なものを与えるすべての関節を通して協働することにより,それぞれの部分が定めの機能を果たすにつれて,愛のうちに自らを築き上げることを目ざした体の成長に資するのです。


ポイントは、
人々の賜物を備える方は、宗教組織ではなく、キリストです。

クリスチャン各自は、信仰に応じて与えられた賜物を会衆の成長のために愛により活用することができます。与えられた賜物をもって互いに仕え合うことによりクリスチャン各自はキリストを目指して成長できます。

全てのクリスチャンは、いつまでも他の人に依存する子どもの状態にとどまることは期待されていません。むしろキリストの満ち満ちたさまに属する丈の高さに達すること、つまり大人になることが期待されています。その目的のためにクリスチャン各自には、それぞれ異なる賜物が与えられており、互いの益のために仕えることが会衆のあるべき姿といえます。



本物と偽物の比較

ものみの塔協会の権威や宗教的な取り決め、活動は、霊的に大人になるように各クリスチャンを助けるものではありません。
むしろ、いつまでも「ものみの塔」の権威に依存する子どものままに留め置かくためのものです。

ものみの塔協会の理解や見解は、これまで幾度も変えられたにも関わらず、ものみの塔協会は雇われ牧者を用いて信者が協会の見解から逸脱しないようにいつもけん制します。

また、協会の教理や方針について質問することを歓迎しません。


これは、他の人が霊的大人になるのを助けるために賜物をもって仕える姿ですか、それとも想像上の権威を振りかざし他の人に服従を強要する姿ですか。

宗教組織の階級制度(権威システム)は、人々が組織の権威にいつまでも依存するよう人々を霊的な赤子の状態に留め置くためのものでありクリスチャンのものではありません。

ですから、
ものみの塔協会を始め組織宗教の権威システムでは、信者は霊的な大人に成長できません。

組織宗教の権威システムや取決めは、真の成長のためではなく支配のためであり、人々を組織の権威に依存させるためのものです。

それで、ものみの塔協会のように高度に統制された組織宗教は、いつも独立の精神の危険性を強調し、独立の必要性について強調することはありません。

それは、宗教組織の権威を保護するためであり、人々が独立した霊的な大人になることを阻害します。



独立の精神について

聖書は、人が他に依存する幼児のままでいることをすすめていません。
神は、人が人を支配することを望んではいません。
人は、神の権威の下にそれぞれ独立した存在であり、自分の生き方について神に言い開きをすることになっています。

神ご自身は誰にも依存しない独立した存在であり、人は神の像に造られていますので、独立(自立、自足)の精神そのものは人の本性と言えます。

それで独立の精神を嫌がる理由はありません。
その言葉の意味することはむしろ望ましい特質を含んでいます。

独立 independency, self-dependence
自立 autarky, independence, self-help, self-subsistence
自足 self-sufficient
独自性 entity, identity, severalty, unicity, uniquity
個性 identity, individuality, personhood, selfdom, selfhood, selfness

神の義の原則以外に依存しない独立、あるいは自立・自足し、独自性・個性を自由に発展させ人生を楽しむことが神の意図した生き方ではありませんか。

キリストはわたしたちがそのような自由を得るために組織宗教の支配や束縛から人々を解放しました。

クリスチャンの自由を阻む組織宗教の中では人はキリストのような霊的な大人に成長することはできません。なぜなら、組織の教え、方針、規則、制度にいつまでも拘束されるようになるからです。


人の霊的な成長は、組織宗教の取決めや規則に従う者たちではなく、神のことばに聞き従うクリスチャンの自由を持つ人たちから得られます。クリスチャン会衆は、成長のために備えられた人々の賜物であり、人の作った規則や独自の聖書解釈によって他の人を支配したり拘束するところではありません。




クリスチャンの自由についての聖句

コリント第二 3:17
17 さて,主は霊です。そして主の霊のある所には自由があります。


ガラテア 4:22-25
22 たとえば,アブラハムは二人の子を得たと書いてあります。ひとりは下女により,ひとりは自由の女によってです。23 しかし,下女による[子]は実際には肉の方法で生まれ,自由の女による[子]は約束によって[生まれ]ました。24 これらの事は象徴的な劇となっています。この[女]たちは二つの契約を表わしているからです。一方はシナイ山から出ていて,奴隷となる子供たちを生み出すもの,すなわちハガルです。25 そこで,このハガルは,アラビアにある山シナイを表わし,今日のエルサレムに当たります。彼女は自分の子供たちと共に奴隷の身分にあるからです。26 それに対し,上なるエルサレムは自由であって,それがわたしたちの母です。


ポイントは、
ハガルは奴隷身分の律法契約を表し、それを現代風に適用すれば、奴隷を製造する地上にある組織宗教とみなせます。地上のエルサレムは地上の宗教組織とみなせます。それは律法契約下のユダヤ教の国家宗教組織と瓜二つです。

一方、自由の女サラは新しい契約を表し、それを現代風に適用すれば、独立した霊的な人を生み出す天に属するキリストの会衆といえます。上なるエルサレムは天に属すクリスチャン会衆とみなせます。クリスチャン会衆は天に属するため、それを地上の人間の宗教組織に見つけようとしても見つからないでしょう。新しい契約によりクリスチャン会衆が、ユダヤ教の国家宗教組織に取って代わって出現しました。


真のクリスチャンは、キリストの教えにより地上にある人間の組織宗教から自由にされ天に属するクリスチャン会衆の成員となります。

真のクリスチャンは、地上の組織宗教の無価値な取決めや規則の奴隷から自由にされました。
地上の宗教組織の権威は、真のクリスチャンにとって力を失いました。
そのインチキ権威の支配による奴隷状態に再び戻ることは考えられません。


ガラテア 5:1
1 キリストは,このような自由のためにわたしたちを自由にしてくださったのです。ですから,堅く立って,再び奴隷のくびきにつながれないようにしなさい。



クリスチャンの自由の行動基準は何でしょうか。

ガラテア 5:6, 13-14
6 キリスト・イエスにあっては,割礼も無割礼も価値がなく,ただ愛を通して働く信仰に[価値が]あるのです。

13 兄弟たち,言うまでもなく,あなた方は自由のために召されたのです。ただ,この自由を肉のための誘いとして用いることなく,むしろ愛を通して互いに奴隷として仕えなさい。14 律法全体は一つのことば,すなわち,「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない」の中に全うされているからです。

ガラテア 6:15
15 割礼も無割礼も重要ではなく,ただ新しく創造されることが[重要]なのです。16 そして,この行動の規準にしたがって整然と歩むすべての人,その人たちの上に,そうです神のイスラエルの上に,平和と憐れみとがありますように。


新しく創造された者たちとはだれのことでしょうか。

それは、キリストを信じるクリスチャンたちのことです。

コリント第二 5:17
17 したがって,キリストと結ばれている人がいれば,その人は新しい創造物です。古い事物は過ぎ去りました。見よ,新しい事物が存在しているのです。


クリスチャンの行動基準はイエスキリストの行動基準です。

イエスキリストはユダヤ教の国家宗教組織の中で独立して活動しました。
彼は神のことばを擁護しました。
人々を神のことばで養いました。

キリストの弟子とは、そういう人のことです。
それが霊的な大人の姿です。

天に属するクリスチャン会衆は、その成員が全てそのようなキリストの満ち満ちたさまに属する丈の高さに[達する]ために存在しています。

地上の人間の組織宗教がその肩代わりはできません。


イエスキリトは、建築士たちが退けた隅の頭石であり、その上にご自分の会衆を建てられました。イエスは地上で罪ない犠牲の死を遂げクリスチャン会衆の不変の土台を据えました。
イエスは天に戻り、クリスチャン会衆は天に登録されています。 

ヘブライ 12:23
23 [すなわちその]全体集会,天に登録されている初子たちの会衆,すべてのものの裁き主なる神,完全にされた義人たちの霊的な命,


クリスチャン会衆は、地上のサタンの世に登録された宗教組織ではありません。



西暦33年に神の強力な証しによって発足したクリスチャン会衆は、発足から幾日も経たないうちにうちに2万人ほどの信者の共同体となり、会衆の成員たちは必要なものを共有し、しばらくの間エルサレムに滞在し使徒たちの教えを学んでいました。

その会衆の日毎の食事の分配作業のために信頼のおける7人の兄弟たちが選ばれ適正な世話がなされるようになります。

7人の信頼のおける兄弟たちのなかには、やがて大胆な証言により殉教するステファノやステファノ事件をきっかけに勃発した迫害により散らされた先々で証の業を展開するフィリポが含まれています。


その結果、さらに信者が増加してゆきます。

使徒 6:7
7 その結果,神の言葉は盛んになり,弟子の数はエルサレムにおいて大いに殖えつづけた。そして,非常に大勢の祭司たちがこの信仰に対して従順な態度を取るようになった。


クリスチャン会衆の発足から1月足らずで信者の数は、3万人を超えていたでしょう。
しかも、非常に大勢の祭司たちがキリスト教へ好意を持ったと述べられていますので、その影響は相当なものであったと判断できます。


この時点でクリスチャン会衆の活動は極めて周知され人々の好意を得ていたことが分かります。

使徒 5:28, 42
 28 言った,「この名によってもう教えてはならないときっぱり命じておいたのに,見よ,あなた方はエルサレムをあなた方の教えで満たしてしまい,しかも,この人の血をわたしたちにもたらそうと決めている」。

42 そして彼らは毎日神殿で,また個人の家でたゆみなく教え,キリスト,イエスについての良いたよりを宣明し続けた。



それから、局面が変わります。

使徒 6:8-14
8 さて,慈しみと力に満ちたステファノは,民の間で大いなる異兆としるしを行なっていた。9 しかし,いわゆる“自由民の会堂” (Synagogue of the Freedmen) の者たち,およびキレネ人やアレクサンドリア人,またキリキアやアジアから来た者たちのうちのある人々が,ステファノと論じ合うために立ち上がった。10 だが,彼が語るさいのその知恵と霊には対抗できなかった。11 そこで彼らはひそかに人々を唆し,「わたしたちは,彼がモーセと神に対して冒とくのことばを語るのを聞いた」と言わせた。12 そして,民と年長者と書士たちをあおり立て,また不意に襲いかかって力ずくで彼を捕らえ,サンヘドリンに引いて行った。13 そして,偽りの証人たちを立てたが,その者たちはこう言った。「この男は,この聖なる場所と律法に逆らう事柄を語ってやめません。14 例えば,わたしたちは彼が,このナザレ人イエスはこの場所を壊し,モーセがわたしたちに伝えたいろいろな習慣を変えるであろう,と言うのを聞きました」。


Synagogue of the Freedmen, なんかフリーメイソンみたいで思い白いね。
ステファノをやり込めるために彼らは人をつかって偽証を行わせます。
偽証とグループ攻撃による感情の煽りはサタンの胤が用いる常套手段ですね。


ステファノはサンヘドリンでアブラハムから始まるイスラエル人の歩みを解説し、ユダヤ人の宗教指導者たちの罪を暴きます。その結果石打にされ殺されます。



使徒 7:51-60
51 「かたくなで,心と耳に割礼のない人たち,あなた方はいつも聖霊に抵抗しています。あなた方は,父祖が行なったとおりに行なうのです。52 どの預言者をあなた方の父祖は迫害しなかったでしょうか。そうです,彼らは,義なる方の到来について前もって発表した人たちを殺し,あなた方は今,その方を裏切る者,また殺害する者となりました。53 み使いたちによって伝えられたものである律法を受けながら,それを守らなかったあなた方が」。

54 さて,これらのことを聞いて,彼らは心臓まで切られるように感じ,[ステファノ]に向かって歯ぎしりしはじめた。55 しかし彼は聖霊に満ち,天を見つめて,神の栄光およびイエスが神の右に立っておられるのを目にし,56 こう言った。「ご覧なさい,天が開けて,人の子が神の右に立っているのが見えます」。57 これに対し,彼らは声かぎりに叫んで手を耳に当て,彼に向かっていっせいに突進した。58 そして,市の外に追い出したのち,彼に石を投げつけはじめた。そして,証人たちは自分の外衣をサウロという若者の足もとに置いた。59 そして,訴えながら,「主イエスよ,わたしの霊をお受けください」と言うステファノに向かって,彼らは石を投げつづけた。60 それから彼はひざをかがめ,強い声で,「エホバよ,この罪を彼らに負わせないでください」と叫んだ。そして,そう言ってから,[死の]眠りについた。



この出来事は、西暦33年のクリスチャン会衆の発足からわずか1-2ヶ月で生じたと思います。

その日に激しい迫害が一気に生じエルサレムの会衆は各地へ散らされることになります。


使徒 8:1-3
1 サウロとしては,彼の殺害をよしとしていた。
その日,エルサレムにあった会衆に対して激しい迫害が起こった。使徒たちのほかは皆,ユダヤ,サマリア地方全域に散らされた。2 しかし,敬虔な人々はステファノを埋葬所に運び,彼のことで大いに嘆き悲しんだ。3 だが,サウロは会衆に対して粗暴な振る舞いをするようになった。次々と家に侵入しては男も女も引きずり出し,これを獄に引き渡すのであった。

この時パリサイ人のサウロはクリスチャンの迫害の先導者の一人でした。



つづく

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